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人気からあげチェーン「からやま」のルーツになったからあげを食べ比べ!そのおいしさの秘密とは?

  • 2022年7月22日
  • Walkerplus

日本全国に121店舗を展開する人気からあげチェーン「からやま」。その味のルーツは2010年、浅草に1号店を開店した「からあげ縁-YUKARI-」にあると言われている。ニンニクや生姜を使用せず、同店でも限られた人しか伝承されていないという「秘伝の特製漬け込みダレ」による味付けが基本で、「このからあげをご飯と一緒に食べられたら」と、とんかつ専門店「かつや」担当者が感動。「からあげ縁-YUKARI-」と「かつや」とのコラボ店として2014年に第1号店を出したのが、からあげ定食専門店「からやま」だった。

以降、多くの人に支持される大人気チェーン店に発展したが、現在も「からあげ縁-YUKARI-」は「からやま」の兄弟ブランドとして残っており、各地で店舗を展開している。

これは「からあげ縁-YUKARI-」や「からやま」に限らないことだが、多くのからあげ専門店ではいくつものメニューがあり「どれを食べようか」と、つい迷ってしまうことがある。絶大な人気のある「からやま」のルーツ、「からあげ縁-YUKARI-」となればなおさらだ。そこで今回は、期間限定メニューを除く通年メニューの全種を実食レビュー。果たして、それぞれの味はどう違うのか!?

■8種のからあげを贅沢にレビュー!その違いとは?
ズラリと並んだ8種類のからあげ。まずは定番の「カリッともも」から食べてみたが、ニンニク・生姜不使用にして、鶏肉のジューシーな旨味を感じる1品だった。もちろんその商品名にある通り、衣のカリッと感も十分。冷めても臭みなく味わえるであろう、非の打ちどころのない優等生的な味だった。

続いて「ジューシーもも丸」。「からあげ縁-YUKARI-」の名物メニューで、鶏肉を丸めて揚げたもの。「カリッともも」よりも肉感が強く、そしてジューシーな味わいがより際立った印象。食べ応え十分で、この味にヤミツキになる人は多いかもしれない。

次は特に気になっている「秘伝ニンニク」。冒頭でも触れた通り、「からあげ緑-YUKARI-」は「ニンニク・生姜不使用」が基本だが、あえてそのセオリーから飛び出したメニューである。しかし実際に食べてみると、やはりニンニク感は控えめで、どことなく上品な味わい。オーソドックスな「カリッともも」よりも、パンチがほしいときにチョイスしたい。

「手羽先」は手羽先を薄めの衣で揚げ、出来る限り手羽先そのものの印象を損なわない工夫がされている。それでいて、うっすらと塩味を感じる衣が手羽先の味を引き立てている印象もあり、繊細な味付けになっていた。

続いて「なんこつ」。一見、フライドポテトのように見えなくもないが、かじってみると鶏なんこつのコリッとした食感と、骨に詰まった旨味を強く感じ、実にうまい。見た目よりあっさりしているところも好印象で、特に暑い時期のビールのおつまみにもってこいのメニューだ。

「皮せん(鳥皮せんべい)」は、唐揚げ群のなかにあって唯一白い衣を身にまとい“せんべい感”を強く感じさせるメニューだが、口にしてみると脂っぽさが控えめで食べやすく、パリパリと何度も食べたくなる印象。こちらもまた、お酒のアテにぴったりだ。

続いて「極ダレ」。定番の「カリッともも」をゴマとニンニクベースの「極ダレ」で和えた1品で、すでにおいしい「カリッともも」の味に、また違うインパクトを与えている。ご飯にももちろん合うが、完成された味なので単品で楽しむのもおすすめ。

「塩極ダレ」は「極ダレ」の塩バージョンだが、デフォルトの「極ダレ」よりもあっさりながら濃厚な味わい。つい何個も食べてしまいそうなヤミツキ感がある。

■一部店舗にある「カリッとももの縁バーガー」も食べてみた!
「からあげ縁-YUKARI-」の期間限定商品を除く唐揚げをすべて食べたが、通年メニューはほかにもある。一部店舗で展開されている「カリッとももの縁バーガー」(極ダレバーガー・タルタルてりやきバーガー)である。この2つも食べてみることにした。

まずは極ダレ味から。前述の「極ダレ」をベースにしたバーガーで、1個50グラム超えの唐揚げを2個挟んだ大胆なメニュー。ふわふわのバンズとの相性もよく、しっかり鶏の旨みを感じられる。

タルタルてりやき味は、特製の照り焼きソースに「カリッともも」をくぐらせながら、タルタルソースと合わせた1品。バンズと合わせてかじれば、複雑かつクセになるような味わいを感じる。これまでのバーガーでは味わったことがない新感覚の味わいを楽しむことができた。

■ヤミツキになる衣の秘密は「馬鈴薯でんぷん」
「からあげ縁-YUKARI-」の通年メニューを全て食べてみたが、結論は「どのメニューもおいしくて、結局どれを頼むか迷うのは止むを得ない」ということだった。

とはいえその時々のニーズによって選ぶことはできそうで、例えばご飯のおかずとしてなら定番の「カリッともも」「ジューシーもも丸」「秘伝ニンニク」、お酒のおつまみとしてなら「手羽先」「なんこつ」「皮せん(鶏皮せんべい)」「極ダレ」「塩極ダレ」が合うと思う。また、バーガー類の食べ応えもすばらしく、有名バーガーチェーンには出せない味わいをしっかり表現しており好印象。

最後に、「からあげ縁-YUKARI-」の担当者においしさの秘密を聞いてみた。

「『からあげ縁-YUKARI-』のからあげは、秘伝の特製漬け込みダレにじっくり⼀晩漬け込むことで、しっかりした味わい、かつ柔らかくジューシーに仕上げます。毎⽇各店舗で⼿作業で行っている、『⾺鈴薯でんぷん』をまぶす作業もおいしさの秘密です。鶏⾁の⽪を伸ばしながら1つずつ丁寧に形を整え、最後は伸ばした⽪で鶏⾁をひと包み。時間をかけて馴染ませた後に揚げるわけですが、これらによって、外はカリッと、中はジューシーに仕上げることができます。

『からあげを食べたい』と思った時に、お仕事中のランチタイムなどにいつでも食べていただける、ニンニク・生姜を使用しない秘伝のタレによって鶏肉の旨味を引き出しています。期間限定で販売しているフェアメニューもぜひチェックしてください!」(『からあげ縁-YUKARI-』担当者)

「からやま」のベースとなった「からあげ縁-YUKARI-」のからあげは、どれもシンプルでありながら旨みを十分に感じられるものばかり。ぜひお気に入りの1品を見つけてみて。

撮影・文:松田義人(deco)

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