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キャンプ場徹底解剖!「North Village Hirugano Camping Fields」(岐阜県郡上市)|オーナーのキャンプ愛を感じる隠れ家的キャンプ場

  • 2022年7月11日
  • Walkerplus

2022年6月1日にグランドオープンした「North Village Hirugano Camping Fields」。2021年8月にプレオープンし、少しずつサイトを整備・増設。グランドオープン後も現在進行形で進化を続ける施設を現地取材し、その全貌を紹介する。

■【ロケーション】プライベート感満点!隠れ家のような空間
東海北陸自動車道・ひるがの高原スマートICから車で約19分。国道156号線から高鷲スノーパークに向かう道路に入って道なりに進んでいくと、T字路のような交差点があるので、そこを右折。その先に「North Village Hirugano Camping Fields」がある。黒い看板が目印なので見落とさないように注意しよう。

周囲をぐるりと木々に囲まれた空間はプライベート感満点。標高約1000メートルに位置するここは、まるで高原の隠れ家のようだ。山間部を切り開いて作られたため、全体的に緩やかな傾斜になっていて、ウサギやシカなどの野生動物と出合えることもあるそう。

■【キャンプサイト】森林キャンプからグランピングまで!自分に合った楽しみ方を
サイトは、ウッドデッキサイト、芝生サイト、グランピングサイトの3種類。管理棟からウッドデッキまで、すべてハンドメイドというから驚かされる。キャンプ好きのオーナーが「自分が利用したいと思う理想のキャンプ場」を具現化させようと、数年かけて斜面を整地し、家族や仲間と共にこつこつと作り上げてきたそう。

なかでもオーナーのこだわりを凝縮させた、全部で7つあるウッドデッキサイトが人気だ。約80〜120平方メートルとかなり広く、すべてにAC電源と水場がある。木陰ができるように設計されているので、夏でも涼しく快適。どれもトイレやシャワーがある管理棟から近いこと、「G-5」を除くすべてのサイトで車の横付けが可能であること、サイト間の間隔がかなり広くプライベートな時間を過ごせることなどもポイントだ。テントを張る際にはウッドデッキ用のアンカーペグ(レンタル無料)を管理棟で借りよう。

自然の地形を生かした芝生サイトは全9サイト(2022年7月11日現在)。ほとんどが約100〜120平方メートルと広めに設計されていて、広めのサイトなら4〜8人で利用しても快適に過ごせそうだ。ソロや2人用の小さなサイトや、星空が見やすいように木々を避けて作られたサイトもある。車の横付けが不可能なサイトもあるので、予約時に確認しよう。

グランピングサイトは1つのみ。直径約6メートルの高規格ドームテントを中心に、最大3名まで同時に利用できるプライベートサウナも付く。椅子やテーブルなどは一式そろっており、気軽にアウトドア体験が楽しめる。最大利用人数は4人で、1人から利用可能。

食材はセットになっていないので注意が必要で、自分たちで持参するか、ケータリングを利用することとなる。ケータリングは「飛騨牛すき焼き」(1人前3000円〜)など。車を10分ほど走らせれば「フレッシュフーズひるがの」など、食材を購入できる場所もある。食事やドリンクにこだわりたい人は、事前に好きなものを買って持ち込むのがベターだ。


また、グランピングサイトにあるキャンプギア一式を、丸ごとレンタルできるサービスにも注目したい。ウッドデッキサイトや芝生サイトなど、好きな場所で利用できる。料金はグランピングサイトの利用料のみだ。予約すればすべて設営しておいてもらえるので、手軽にグランピング気分を味わいたい人は検討してみよう。

■【各種設備】水回りなどは管理棟に。共有スペースにも注目を
トイレやシャワー(30分500円、シャンプーなどはなし)、炊事場(洗剤などはなし)、自動販売機などはすべて管理棟に集約。薪(1束550円、広葉樹と針葉樹のミックス)や生ビール(550円)なども販売している。テラス席は共有スペースなので、ここでくつろぐのもいい。管理棟すぐ前の芝生広場も共有スペースで、ボール遊びなどはここでできる。ゴミは分別して袋にまとめておけば、回収してもらえる。

敷地内には釣り堀(1人1000円)があり、予約をするとニジマスを放流してくれる。1人2匹まで釣ることができ、竿はレンタルなので手ぶらで楽しめる。また、キャンプ場から15分ほど歩くと長良川の源流に着く。浅瀬が多いので、ここで川遊びもできる。

ちなみに取材時(2022年6月)は未完成だったが、2022年8月中にはコテージが、9月中には新しい芝生サイトが登場予定。今後は日帰りBBQが楽しめるエリア、川辺のキャンプサイトなども計画されているという。なお、コテージが完成するまでの間は、テント泊用のウッドデッキサイト(D-1、AC電源と水場はなし)が前述の7つとは別に1つ、期間限定で利用できる。

■【おすすめポイント】大切な人と穏やかな時間を過ごしたい人に
施設名に「Village」とあるように、ここは外界から切り離された村のよう。有名なキャンプ場や人気のキャンプ場とは少し異なる、独特な時間が流れている。「誰にも邪魔されず、大切な人とゆっくり過ごしたい」そんなユーザーにおすすめしたい場所だ。また、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトは、前後に予約が入っていなければ追加料金不要で利用可能。入りは9時から、帰りは夕方まで存分に満喫できるところもうれしい。これも「こんなキャンプ場があったらいいな」というオーナーの気持ちから。オーナーのキャンプ愛が節々に感じられるスポットだ。


取材・文=初野正和/写真=古川寛二

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