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観光の新定番「ヘリコプター遊覧」が人気急上昇中!気になる価格とその中身に迫る

  • 2022年6月10日
  • Walkerplus

コロナ禍になって2年、国内旅行の楽しみ方が少しずつ変わってきている。各自治体が推奨する県をまたがない旅行やニッチなニーズに対応した少人数で行くコンセプトツアーなど、さまざまな楽しみ方が増えてきているが、そのなかで近年話題になっているのが「ヘリコプター遊覧」だ。

そんな夢のようなサービスを提供しているのは、空のモビリティ事業を展開する株式会社AirX。東京や大阪など主要都市エリアを中心にヘリコプター遊覧「AIROS Skyview」を実施しているが、なんと年間1万人以上の人がフライトを体験しているという。

ヘリコプターに乗って優雅な空の旅…と思うと、どうしても「大金持ちしか利用できないのでは」と思ってしまうが、その利用者はプロポーズ、記念日、友人や家族との旅行などを目的とした“一般の人”が大半だという。今回はその中身を紹介したい。

■1人1万円からヘリのフライトを楽しめる!
以前からヘリコプターの遊覧飛行サービスを実施する企業はあったそうだが、フライトプラン、価格、利用者のケアといった面からあまり一般的とは言えないものだったという。そんななか登場し、利用者を着々と増やし続けているのが「AIROS Skyview」というわけだが、サービスのこだわりは大まかに以下の3点とのこと。

1.インターネットでの手軽な予約
2.細かなお客様のニーズに合わせたプランづくり
3.リーズナブルな価格でのプラン提供

言い換えれば、従来のヘリコプター遊覧の難点を全てクリアしたものだが、特に気になるのが3つ目の「価格」だろう。ごく一般の利用者が多いということでさほど高くなさそうにも思えるが、その料金体型の一例は以下の通りである。

1.【ファミリーに人気】都内昼10分のフライト。1万円/1名〜
2.【記念日やプロポーズに人気】都内夜20分のフライト。1万5000円/1名~
3.【観光地お試しプラン】御殿場・日光など昼3分のフライト。3900円/1名~

ヘリコプター業界内ではリーズナブルな価格設定のようだが、たしかにこの価格であれば、一般人でも手が出ないものではない。その価格でなかなか体験できないヘリコプター遊覧ができるという費用対効果を考えれば、利用する価値は十分のように思える。

■空の上で一世一代のプロポーズ…その時パイロットは?
「AIROS Skyview」ではさまざまなフライトプランを用意している一方、あらゆるニーズに対応するために「カメラレンタルセットプラン」や「ハイヤープラン」などもある。また、プロポーズや記念日に特化させたサービスも実施しており、まさにいたれり尽せりだ。

ただし、搭乗の際はヘリコプター特有の制限もあるという。搭乗時の主な制限は以下の通りだ。

1.搭乗の際は必ず前方からドアに近づき、機体へと乗り込む。搭乗前後にヘリコプター後方にある小さなプロペラ(テールローター)には絶対に近づかないようにする。
2.搭乗中、写真や動画の撮影は自由にできるが、夜間のフライト時はパイロットの運行の妨げになるため、フラッシュ撮影は禁止。
3.フライト中は、プロペラの回転音やエンジン音で機内の利用者同士の声が聞こえにくくなっている。パイロット・利用者同士で互いの声を聞き取れるよう、マイク付きのヘッドフォンを装着するのが必須。

上記のルールのうち3つ目での素朴な疑問だが、例えばプロポーズなどを行う際、「パイロットにまで一世一代の愛の告白を聞かれるのはちょっと恥ずかしい…」という人も多そうだ。しかしこの点についても「AIROS Skyview」は配慮が万全。事前申込で一時的にパイロットと利用者の会話を別回線に切り分け、利用者だけの会話を楽しむことができるという。これなら甘い告白も思う存分でき、(考えたくはないが)万が一そこでフラれてしまったとしても、少なくともパイロットには聞かれずに済むという寸法になっている。

■もちろん安全第一!実際の利用者の声
ヘリコプターに搭乗経験がある人は少ないため、「揺れるんじゃないか」と怖がる人も多そうだが、強風でない限り大きく揺れることはないという。天候の影響などによる運行可否判断ももちろん徹底しており、雨、風、霧などによって、遠くまで見渡せる視界が確保できない場合は飛行を中止している。この点は安全第一なので、当然の対策。当日の搭乗の可否は「AIROS Skyview」の判断に必ず従いたい。

実際に利用した人からは、「3人で3万2800円なら1人1万円ちょっと。それでこんなに感動的な体験ができるのはコスパが良いと思う」「安全に航行してもらい、スタッフの方のコミュニケーションや配慮も万全で安心して利用できました」といった声があがっている。

■災害時の緊急輸送にも貢献!新たな旅の定番に
普段は目視することができないエリアも、空からアプローチできるヘリコプターならお手のもの。きっと今まで見たことのない景色を見ることができるはずだ。また、東京~箱根間は35分、片道4〜5万円/1名で移動できることから、特別な旅行の移動手段としてヘリコプターを使う人が増えているとのこと。今後はゴルフ場や宿泊施設への移動便の提供を拡大するため、新しい移動手段としてヘリコプターを選択する人が増えそうだ。

さらに「AIROS Skyview」を実施するAirXでは、ヘリコプターの技術・特性を生かし「災害時におけるヘリコプターを活用した緊急輸送等の実施に関する協定」を福島県いわき市と結ぶなど、その認知は高まっている。

最後に、AirXの担当者に話を聞いた。

「日本独自の地形や景観を感じられる観光地、アクセスしにくい名所をご覧いただけるように、今後は日本全国でサービスを展開していきたいと考えています。生まれ育った街、見てみたい景色をますます安心安全に体験していただけるようなサービスへ成長してまいります。大切な方との大切な思い出づくりに、『AIROS Skyview』が貢献できれば幸いです」

海外旅行のハードルが若干下がったとはいえ、まだまだ価格・手続きともに現実的ではないと考える人は多い。そんな今だからこそ、日本国内でこれまでにない価値を感じられる旅行をする際に、ヘリコプター遊覧は最適だ。大切な人と空の上で過ごす時間、雲の間から眺める景色は、きっと一生忘れらない体験になるだろう。

撮影・文=松田義人(deco)

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