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【漫画】総合栄養食「ペレット」を選ぶ際にチェックすべきポイントとは?超重要なごはんについて徹底解説/トリ扱い説明書

  • 2022年6月24日
  • Walkerplus

コロナ禍でペットの需要が高まっている昨今。特に小鳥は見た目のかわいさと、「散歩をしなくていい」「犬や猫と違ってしつけがいらない」など手軽に飼えそうなイメージもあって、人気を博している。しかし、「鳴き声が大きい」「問題行動を起こすためトレーニングが必要」といったケースもあり、「思っていたのとは違う」との理由から、手放してしまう人もいるのだとか。

そこでウォーカープラスでは、小鳥を飼いたい人や飼い始めたばかりの人に知ってほしい知識や注意点を伝える「トリ扱い説明書」をスタート。3羽の小鳥と暮らす鳥野ニーナさん(@sinamomomomo)の漫画と、「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生の監修&エッセイで、わかりやすくお届けする。

今回は、毎日与える「ごはん」について詳しく紹介する。



ブンチョウ2羽とセキセイインコ1羽と暮らす鳥野ニーナさん。漫画ではペレット食への移行の難しさや、大好物のリンゴをおいしそうに食べる姿が、いきいきと描かれている。また、鳥さんの命に関わる危険な食べ物も紹介しているので、お迎えを考えている人や飼育を始めたばかりの人は、ぜひチェックしてほしい。

■寄崎先生のエッセイ「鳥さんの主食・ペレットとシードの違いとは?」
鳥さんを飼ううえで、毎日のごはんはとても重要です。今回はペレットとシードの違いや、市販品を選ぶ際に必ず確認してほしいポイントについてお話しします。

■ペレットは総合栄養食
ペレットとは、鳥さんにとって1日に必要だと考えられている栄養素がすべて含まれているエサです。

昔、海外で飼われていた大型インコなどは、ヒマワリや麻の実を中心としたミックスシードのみを与えられていました。しかし、それだけでは栄養が足りず、いろいろな病気になってしまったため、ミックスシードに加え野菜やフルーツを与えられるようになったのです。ですがそれでも、鳥さんたちは大好きなヒマワリや麻の実などのシードだけを選り好んで食べてしまい、栄養バランスがなかなか改善しませんでした。その現状を鑑みて開発されたのが、ペレットです。

シード食のみを与えられていた場合に起こりやすくなる病気
脂肪分の多い種子の多食/脂肪肝症候群、動脈硬化など
ビタミンA不足/呼吸器の病気など
ビタミンDやカルシウム不足/産卵期の病気、神経症状など
ヨード不足/甲状腺の病気

ペレットは完全食なのか?市販品を購入する際の注意点
総合栄養食のペレットですが、食べすぎるともちろん太ります。また、シード食よりも飲み込みにくい場合があるため、鳥さんの状態によっては注意が必要です。さらに換羽期や産卵期の場合、成鳥用のペレットだけではたんぱく質やカルシウムなどの栄養が足りない可能性もあります。つまり、ペレットだけを与えていれば良いという訳ではないのです。

最近ではさまざまな会社がペレットを販売しているのですが、中には栄養表示がなく総合栄養食とは決して言えないような商品も。購入の際には必ず表示をチェックして、鳥さんに必要な栄養をきちんと与えられるものを選びましょう。

ペレットを主食にすることをおすすめする鳥さん
栄養バランスの良い食事を与えるのが大変な中型インコ(100グラム位)から大型インコは、ペレット食をおすすめします。特にローリー・ロリキート類など果実食のインコは、他のインコと栄養要求が異なるので、専用のペレットを与える必要があります。また、小型インコの中でもシードを消化しにくいサザナミも、ペレット食がおすすめです。たとえ小型の鳥さんであっても、胃の病気を患っている場合は消化が弱い傾向にあるため、できればペレット食が良いでしょう。

■シードを主食にする場合
いろいろなメリットがあるペレット食ですが、多くの鳥さんはペレットよりもシードを好みます。シードを主食にする場合はビタミン・ミネラルが不足するので、必ずビタミン剤も与えましょう。そしてビタミン剤もペレット同様、詳しく成分が表示されているものを選んでください。飲み水に混ぜて与える場合は、お水の飲みすぎによる過剰摂取に気を付けましょう。

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