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7年前から独身の友人4人で共同生活「シェアハウスがうまくいくためのルールを教えて!」

  • 2024年3月16日
  • レタスクラブニュース


最近、大人世代のシェアハウスが注目されています。入居を考えると、みんなで暮らす安心感がある反面、うまく生活していけるのか不安もありませんか? 今回は、7年前から独身の友人4人で共同生活している村本さんに、シェアハウスがうまくいくための「ルール」や「間取り」について教えてもらいました。家族でも一緒に過ごすための暗黙のルールがあります。これまでの生活や好みが全く違う友人が集まるシェアハウス生活にも、独自のルールがあるようです。

お話を伺ったのは▷村本理恵子さん


シェアリングサービス「アリススタイル」を運営するピーステックラボ代表取締役。7年前から独り身の友人4人で、シェアハウス生活を始めている。

毎日、生活する中で自然にルールが生まれる

シェアハウスを始める前に、お風呂の時間以外には、特にルールを決めていなかったという村本さん。

「ルールというよりも、生活していく中で自然に今の形になったというのが近いですね。でも最初から根底にあるのは相手をリスペクトする気持ち。それを忘れなければ、相手のやることが自分と違っても気になりません。また、負担になることはやらないのも原則。イベントをすることもないし、食事もほとんど別々に食べていて、みんなが自分のタイミングで生活を楽しんでいます」

シェアハウスの5大ルール

1.互いの生活に干渉せず、相手をリスペクトする
「違う価値観で暮らしてきた4人の生活スタイルが異なるのは当然。例えば私は夜型ですが、早起きの人もいます。それについて干渉しないし、お互いをリスペクトしていれば相手は相手、自分は自分と分けて考えられます」

2.自分の得意なことを提供する
「それぞれ自分の得意なことを提供します。デジタル系が得意な私はスマホやパソコンの設定などを担当。掃除や洗濯は苦手で、それは得意な人がやってくれます。帰宅して洗濯物が畳まれていると、感謝しかありません(笑)」

3.共有スペースに私物は置かない
「リビングなどの共有スペースには、私物を置きっぱなしにしないこと。会社の会議室に私物を置かないことと同じです。でもお菓子などをいただいてみんなでシェアするときには、ひと言メモを添えてテーブルに置いておきます」

4.困っていたら相談に乗るけど、おせっかいはしない
「何か困っていて話をされたら相談には乗りますが、こちらから聞き出すことはしません。考え事をしていて放っておいてほしい場合もありますよね。相手の気持ちをくんで、おせっかいはしないようにしています」

5.思ったことはためずに素直にいう
「気になることがあればいうようにし、ため込まないことも大切です。伝えるときには相手を責めるのではなく、普通のトーンで話すこと。こうすればお互いにわだかまりが残らずに、いつも心地よい生活を続けられます」

公開! 大人のシェアハウスの間取り

村本さんと友人のシェアハウスの間取りをイラストで再現! 将来を見据えたバリアフリー設計と共有スペースには汚しづらい仕掛けがあるなど、工夫が随所に隠されています。


【廊下】おしゃれなギャラリー風に
「廊下は飾り棚があり、絵などが展示できるおしゃれなギャラリーに。家も美術館やホテルのようだと、常にキレイにしようと思えます」

【クローゼット】洋服・靴・バッグは共有クローゼットへ。みんなでシェア
「共有クローゼットには、シェアしてもいい洋服、靴、バッグが置いてあります。自分があした着る予定の服は自分の部屋へキープ」




【玄関】将来を見据えてバリアフリーな設計に
「玄関、廊下は車いすでも入れる広さで、階段は1段ずつが低めに。エレベーターもあり、どの場所も将来を見据えたバリアフリーの設計に」



【リビング】自分の物は置かないホテルライクなリビング
「ホテルのロビーに私物は置かないですよね。リビングはホテルのようにいつもキレイに整えて、あえて物を置きづらい雰囲気に」

【サンルーム】植物をめでるサンルーム
「最初はみんなで犬を飼おうと用意したペットルーム。でも結局飼わずに、今は植物を育てて、憩いのサンルームになっています」

【トイレ】トイレは2つ
「トイレは自分のペースでゆったりと使えるように、1階と2階に1つずつあります」

【プライベートルーム】壁面収納つきのプライベートルーム
「部屋には充分な壁面収納スペースがあります。そのため、1人暮らしのときの家具は、ベッドと机以外、全部処分しました」




* * *

生活する中で自然に生まれた暗黙のルールを守ることで、みんなが気持ちよく暮らせるのですね。たまにしか使わない洋服、靴、バックが共有できるのは、うらやましい限りです!



撮影/布川航太 イラスト/SHOKO TAKAHASHI 編集協力/山本美和

文=徳永陽子

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