埼玉・飯能にある「ムーミンバレーパーク」が開業3周年を迎えた。現在、春のイベントとして「Floating Flower Walk ～ムーミンバレーパークの花手水～」を開催している。
「花手水(はなちょうず)」は、手水舎や手水鉢に色とりどりの花を飾ること。コロナ禍で神社などの手水を利用しなくなったことで、花手水で参拝者を迎える動きが広まったといわれている。そんな癒やしの“フラワーアート”がこの春のムーミンバレーパークを彩っている。
広い園内には「フローティングフラワー」スポットが15カ所設置される。バラやダリア、ガーベラなど、カラフルな花で彩られた「フローティングフラワー」は、それぞれの場所にちなんだ色や花を使用。今回の花手水は、青山フラワーマーケットの姉妹ブランド「parkERs」がデザイン監修を担当する。「parkERs」は「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに、空間デザイナーとプランツコーディネーター(植栽デザインの専門家)が融合し、公園の心地よさを感じさせるような、唯一無二のデザイン提案を行っているブランド。今回はムーミンの世界観×日本古来の伝統からなるコラボレーションを演出している。
生花は旬のものを使用するので、同じスポットでも時期によって内容が異なり、また、生花ならではの日々の変化も見ることができ、足を運ぶたびに違った表情に出会えるのも魅力。また、廃棄ロス削減の一環として、毎週金曜日に生花を入れ替える際、希望者に「フローティングフラワー」を無料で持ち帰れる取り組みも行う。自宅でもムーミンバレーパークでの楽しい思い出を再び感じることができそうだ。
「フローティングフラワー」スポットの15カ所はMAPで示されているので、MAP片手に園内を巡り、それぞれの花の美しさや園内スポットとの調和を楽しめる。気候のよくなるこれからの時期、園内を散策するのにもぴったりだ。さらに、MAPには載っていないシークレットスポットが数カ所あり、隠れた「フローティングフラワー」を探す楽しみも体験できる。
今回のイベントにぴったりのフード＆ドリンクメニューも登場。まずは、「Spring time Picnic set for TWO」(3000円)。数量限定で販売されるこちらは、パンと具材がセットになったテイクアウト型のピクニックセット。チキンや卵、サラダなどの具材を、自分の好きなようにパンにのせて、北欧のスモーブロー(オープンサンド)にして食べたり、挟んでサンドイッチを作ったりして楽しめる。テイクアウト型なので、ムーミン谷エリアやおさびし山エリアなど、ムーミンの世界観を感じる場所でピクニックが楽しめる。
また、展示棟コケムスの2階にあるライブラリーカフェには、かわいいラテアートが楽しめる「SPRING FESTIVALアートラテ」(700円)と「水辺のフローティングフラワーハーブティー」(600円)が登場。「SPRING FESTIVALアートラテ」は、今回の「SPRING FESTIVAL」のイベントアートのラテアートが施されたコーヒーまたはココア。飲むのがもったいなく思ってしまうかわいさで、飲む前にぜひ写真に収めて。「水辺のフローティングフラワーハーブティー」は鮮やかなブルーのハーブティーに、エディブルフラワーを浮かべた春らしいドリンク。添付のレモン果汁を加えてハーブティーの色が変わるのも楽しい。どちらもピクニックセットと一緒にいただくのもおすすめだ。
「SPRING FESTIVAL」のイベントアートを使用したグッズも多数登場。これからの季節にぴったりなTシャツ(各2860円)やフェイスタオル(各550円)、ハンカチタオル(各330円)など春らしい色合いのアイテムが並ぶ。自分用はもちろん、春を感じるお土産としてもぴったりだ。
さまざまな春を感じる演出がそろうムーミンバレーパークの「SPRING FESTIVAL」は、5月8日(日)まで開催。3周年を迎えたムーミンバレーパークに足を運んでみては。
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