水族館を愛するあまり「水族館が好きすぎて」(KADOKAWA刊)というコミックエッセイを発売した、漫画家・まつおるか (@matsuorca524) さんによる連載第6回。すみだ水族館のマゼランペンギンのうぶで濃密な恋愛模様をお届けする。
すみだ水族館には、マゼランペンギンたちを、日々見守り、ちょっと熱すぎる愛情で観察している飼育員の方々がいる。その熱量でできたのが「すみだペンギン相関図」である。本作を監修する飼育員の皆さんが、ペンギンの豆知識を教えてくれた。
■ペンギンの世界における“モテの基準”とは!?
―異性にモテるペンギンにはどのような特徴があるのでしょうか?
「すみだ水族館では、メスのペンギンは下半身がどっしりしている子がモテているように感じます。反対にオスは、鳴き交わしの求愛行動があるので、いい声で鳴くオスがモテますね。またガチムチ系もモテてているように思います」
■むっちりしている筋肉系がモテる!
―ガチムチ系とは?どのような特徴があるのでしょう?
「胴回りがたるんでいなくて、むっちりしている筋肉系です(笑)。すみだ水族館では、昨年までは全くモテていなかった子が、翌年突然モテ始めることがあるので、ペンギン同士の中でも好む異性の傾向が年によって違うのかもしれません。なので、今はモテていない子も、来年どうなるか分からないですよ!(笑)」
ふと振り返ると、人間の世界でも“塩顔男子”がモテたり“草食系男子”や“あざとかわいい女子”が話題を呼んだりしていた。年によって“モテ”のムーブメントが異なるのは、人間もペンギンも同じなのかもしれない。