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小林亮太が「願わくば何もしゃべらずに食べたい」と絶賛!「R-S」で人気の「リアルバーガー」をレポ

  • 2022年2月9日
  • Walkerplus

舞台「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageの爆豪勝己役など、人気作品に多数出演している俳優の小林亮太が都内近郊のグルメバーガー店をナビゲート。食レポはもちろん、ハンバーガー好きの目線で取材したおいしさの秘密をお届けする。

今回は、千葉・新松戸にある「R-S(アールズ)」を紹介。前編では、同店を代表する人気バーガー「リアルバーガー」(1550円)を食レポする。

最寄駅からはバスで15分という立地にもかかわらず、グルメバーガー好きの間では有名な「R-S」。地域の人にも愛され、平日でも行列が絶えない人気店だ。

この店で修行したスタッフが東京・六本木にオープンした「ALDEBARAN(アルデバラン)」のバーガーを食べたことがあるという小林も、「R-S」への来店は初めて。「R-Sさんといえば、エッグとチーズをサンドしたてりやきソースベースの『リアルバーガー』が有名。1品目はそれにすると決めてきました!」と、期待に胸を膨らませる。そこで、同店の店主・島本亮さんに、ハンバーガーのおいしさの秘密を聞いてみた。

■ローカルだからこそ!「R-S」のハンバーガーの魅力
千葉県出身の島本さんは、東京・千駄木の「レインボーキッチン」で修行したのち、地元に戻り2008年に「R-S」を開店した。

「どうしてこの場所にお店を?」と小林が質問すると、「まずは地元で3年くらいやってみて東京に進出しようと思っていたのですが、ちょうど3年目くらいからたくさんのお客さんが来てくれるようになって、ここを離れられなくなりました(笑)」と島本さん。

グルメバーガーが今ほど一般的ではなかったオープン当初、1日5個しか売れないような日もあったそうだ。そこから今の人気に繋がる転機となったのは、国産和牛パティのハンバーガーを始めたことにあるという。「R-S」ではオージービーフを使ったバーガーのほかに、“アールズバーガー”という和牛パティのラインナップを5種類展開している。

「知り合いの肉屋に『うちの肉も使ってよ』と声をかけられたことをきっかけに、和牛パティのバーガーを出し始めたのが開店から3年目くらい。そこから少しずつ足を運んでくれる方が増えました」(島本さん)

肉の部位については「スネやネックが中心ですが、部位を指定したら今の値段では出せないので、“おいしいところを集めて”とお願いしていますね(笑)」という島本さんの言葉から、地元密着のローカル店ならではの魅力もうかがえる。

■肉肉しさを重視した170グラムの大きな和牛パティ
オージービーフのパティが130グラムなのに対して、「リアルバーガー」にも使われている和牛パティは170グラム。「グルメバーガー店では150グラムを超えたら大きい方なので、かなりボリュームがありますよね」と小林が驚いていると、「オージービーフは赤身の旨みをダイレクトに感じられますが、和牛は脂の旨みがメイン。肉肉しく食べてもらうために粗挽きにしてもらっているんですが、焼いた時に脂が溶けてスカスカにならないようにサイズを大きくしています」と教えてくれた。

大きいパティのため、焼き方にも工夫がある。分厚いパティの片面を鉄板で焼いたあと、裏返してヘラで押し広げて形を整えながら、パティから出た肉汁を上からかけながらじっくり中まで火を入れる。

「リアルバーガー」は、鉄板の上でパティにテリヤキソースをかけて、焼きながら全体に満べんなく味をつけていく。焦げたソースも旨みを上乗せさせる要素のひとつだ。

「パティは塩コショウとガーリックパウダーで味付けしています。肉だけを食べるんだったら塩コショウだけでもいいんですけど、シンプルだとハンバーガーにした時に弱いのでソースでしっかり味付けしています」(島本さん)

チーズをのせてとろとろに溶けたところで、マヨネーズを塗ったバンズにオン。パティの上にさらにマヨネーズとエッグをのせて、テリヤキソースで仕上げる。

肉汁と溶けたチーズが絡み合ったビジュアルに、濃厚なソースの香りも食欲を刺激する「リアルバーガー」を、小林がいよいよ実食!

■「リアルバーガー」は豪速球をバン!と食らったような旨さ
半熟の目玉焼きは、クラウン(上のバンズ)をのせただけで黄身が崩れる絶妙な柔らかさ。小林は「黄身が流れてシズル感がすごい…!」と目を輝かせて、「たまらんなぁ…」と呟きながらかぶりつく。

「まず、これを食べにここまで来る価値がある!って思います。ハンバーガーを食べに県をまたぐってあんまりないことだと思うんですけど、東京からまた来たいと思う味です」と、その感動を語る小林。

「カリッと焼かれたバンズに国産和牛、テリヤキソース、とろりとしたチーズとエッグの濃厚な味を黒コショウがまとめていて…これはずるい。何かが強く主張してくることはなくて、すべてがうまくまとまった豪速球をバン!と食らってる感じの味がたまらないです。肉肉しいパティが口の中でほろほろっと解けて広がっていく感じも独特でおいしいし。願わくば、何もしゃべらずに食べたい」(小林)

そう言って夢中で食べる小林に、島本さんが「これはもともと賄いだったんです。野菜が高い時期に、従業員に野菜を入れるなって言ったことから生まれたバーガーですね(笑)」と「リアルバーガー」の誕生秘話を教えてくれた。

食べ終わった小林は「野菜が入ったらフレッシュ感が加わると思うんですけど、それがなくてもすごくおいしいんですよ。和牛を使っているのにオイリーな重さがなくて、1個食べてもくどくないのが不思議。パティを焼く時のこだわりがそこに出ている気がします。初めて来た人にはまず『リアルバーガー』を食べて欲しいですね。R-Sさんの真骨頂だと思います」と絶賛していた。

■テリヤキソースのこだわりは甘み
「リアルバーガー」のキモとなっているテリヤキソースについて、「分類するとテリヤキソースが一番近いけど、テリヤキと聞いて想像する味じゃないんですよ」と言及する小林。「割とさらっとしている印象でしたが、どんなところにこだわっているんですか?」と島本さんに尋ねると、「マクドナルドのテリヤキが好きで、それをイメージしています」と意外な回答が返ってきた。

テリヤキソースはしょうゆ、みりん、砂糖と、一般的な材料を使っているというが、砂糖を多めにして甘めに仕上げているという。

「でも、マックとは全然違いますよね!?」と驚く小林に、「ソースをそのまま食べると、さらっとしてないんですよ。肉汁と一緒になることで印象が変わっていると思います。脂の少ないオージービーフのパティのバーガーだと、また違いますよ」と島本さん。

和牛を使っているからこそ引き出される味わいと知って、またひとつグルメバーガーの奥深さを学んだ小林だった。



「R-S」は、もちろんテイクアウトも可能。店主こだわりのハンバーガーをおうちでも堪能してみて。

ヘアメイク=田中宏昌
撮影=小山志麻
取材・文=大谷和美

※感染症対策万全のうえ、店舗の了承を得て撮影時のみマスクを外しています。

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