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SNSで副業がバレた!会社員がライターとモデルの副業経験から学んだこととは

  • 2022年3月1日
  • Walkerplus

会社員時代、私はライターとモデルの副業を始めました。当時私はTwitterやFacebookなどのSNSをやっており、そこで発信もしていましたが、「まだまだ無名なんだし、会社にバレるわけがないだろう」と高を括っていました。しかし私の予想とは裏腹に、私の副業は会社にしっかりとバレていたんです。

あくまでも副業程度にしか仕事をしていなかったため、確定申告上での問題はなかったものの、社内ではポジティブなことだけでなく、ネガティブなことを言われたことも……。その時の経験談をお話しします。

■「好きなことを仕事にしたい」と思って始めたライターとモデルの副業

会社に就職しながらも、自分の生き方に葛藤すると同時に会社の経営体制に不満を抱いていた私は、自分が本当にやってみたいことに挑戦してみようと思い、副業としてモデルとライターの仕事に挑戦することにしました。

【ライターの仕事の見つけ方】
私は「ライター 募集」で検索し、そこでヒットした会社でライターの仕事をスタート。当時の私はライターとして基本的なSEOなどを全く知りませんでしたが、その会社は研修制度がしっかりしており、丁寧に仕事のやり方を教えてくれました。

研修は仕事から帰宅した後などにオンラインで受けていました。副業ライターへの理解がある会社だったので、遅い時間帯でも対応してもらえたのは大きかったです。

最初はSEO記事をどのように書けばいいのか分からず、1記事書くのにかなり時間がかかることも。そんな時は「初めてなんだから時間がかかって当然。〆切さえ守ればいい」と自分に言い聞かせることでモチベーションを維持するよう心がけました。

毎日1時間ほどライターの仕事をしている間に少しずつ仕事に慣れ、3カ月ほど経った頃には月に2万円ほど稼げるように。ライターの仕事に慣れないうちはどうしても時間がかかってしまうもの。諦めずに試行錯誤しながらとりあえず3カ月続けてみることをおすすめします。

【モデルの仕事の始め方】
モデルの仕事も「モデル 募集 愛知」で検索し、そこでヒットした事務所にエントリーシートを送ったところ、幸い名古屋のある事務所に所属することができました。所属前に会社員であることを伝えると、マネージャーいわく「そういう人は別に少なくない」とのこと。そして、実際に似たような副業モデルに仕事の現場で会うことは多くありました。

当時のマネージャーはスケジュール管理もしっかりしてくれたので、副業として働きやすかったです。モデルの仕事は休日や本業の就業時間外にしていました。仕事内容としては単発のレースクイーンや、展示会でのイベントコンパニオンなどがあります。

また、ショーへの出演や撮影の仕事などはオーディションを通過して初めて仕事ができることが多く、こうしたオーディションも本業の合間に受けていました。オーディションを受けるだけでは収入が得られないので、時間的な負担は大きかったです。

これらの仕事をすることで、多い時は月に5万円稼ぐことができましたが、全く仕事がない時にはモデルの副業での収入が0円ということも何度もありました。

副業でモデルができるかどうかは、マネージャーや事務所によって方針が大きく異なるので、所属前にしっかりと確認することをおすすめします。

■「会社にバレない?」SNSで即バレしてました

当時の私は、SNSで自分の副業について発信していました。現在も副業のためにSNSを活用する人は多いと思うので、その時の失敗談をご紹介します。

【「まだまだ無名だし、どうせバレないだろう」と思っていたが……】
私は当時ミスコンに出場していました。ミスコンに出場した際は大会のホームページに自分の本名と顔写真が掲載され、その上で私はSNSでファイナリストとして発信をしていました。そして大会後はそのアカウントでそのまま、モデルとライターの副業についての発信を始めたのです。

「まだまだ無名だし、どうせバレないだろう」私はそう高を括っていましたが、私が気づいていないだけで、社内のほぼ全ての人が私のミスコンおよびSNSでのモデル・ライターの副業について知っていました。当時のSNSのフォロワーは2000人くらいだったと思います。

【収入が少なかったため確定申告などには影響せず】
副業での収入が年間20万円以下の場合は、確定申告に影響しません。当時の私の副業収入は、モデルとライターを合わせても年間20万円以下だったので、確定申告には影響しませんでした。そのため会社での事務的なトラブルはありませんでした。

もし副業での収入が20万円を超え、確定申告が必要になった場合は自分で行うことをおすすめします。また、確定申告には白色と青色がありますが、副業であっても青色にした方が節税効果が高くなるなどのメリットがあります。当時の私は確定申告について全くの無知でした。そのため、青色申告にしなかったことでかなり損をしたと思っています。

【就業規則について】
最近では当時よりも副業を禁止する企業が減ってきました。しかし今でも副業を禁止している会社も少なくありません。また、禁止されていなかったとしても副業をする条件や申請が求められるケースもあります。

副業に関するルールを守っていれば、自分が副業できるだけでなく、周囲からの印象がよくなることもあるので、その会社に本業として勤める以上は就業規則をしっかり確認することをおすすめします。

■私の反省と実際に副業をする際のアドバイス

副業を通して自分が本当にやりたいことに挑戦できた一方で、自分の認識の甘さや社内での振る舞いが原因で「損をした」と感じることも少なくありませんでした。これから副業を始めようと思う方に、こうした私の失敗談がお役に立てば幸いです。

【SNSでの発信には気をつけよう】
当時は本気で「自分だとバレるわけがない」と思っていました。今思うとフォロワーが2000人いるアカウントで実名と顔写真を使って発信していれば、バレて当然だったと反省しています。

副業をするためにSNSを使うけれど、本人が特定されると困るという場合は、せめてアカウント名とアイコンは工夫するようにしましょう。

【副業をする場合は他の人との信頼関係を大切にしよう】
私がSNSに投稿するライターとモデルの副業に対して、好感を抱いてくれた人も社内にいましたが、ネガティブに捉える人ももちろんいました。就業規則で副業が禁止されていなかったとしても、ネガティブな印象を持つ人を信頼できるほど、人間は器用ではありません。

そのため、副業をする際には普段からの信頼関係が重要になると感じました。日頃から信頼関係を築いておくことで、トラブルを回避しながら快適に副業がしやすくなるのではないでしょうか。

【自分が副業をすることで社内の雰囲気をいい方向に変えられる可能性についても考えてみる】
当時は、社会全体で副業が一般的ではありませんでしたが、今ではむしろ推奨されているほどです。そのため、自分が副業を始めることで、周囲にもいい影響を与えることができるかもしれません。

勤めている会社で副業が禁止されている場合は、就業規則の改訂を打診してみるなど、自分だけでなく社員全体が利益になるような働きかけで、社内の雰囲気を変えることができる可能性もあります。

■副業をする際にはマナーや会社の規則を意識しましょう

コロナ禍で働き方の多様化が進んだこともあり、副業は、私が会社員だった頃よりも一般的になりました。だからこそ、副業をする際には、社内でのマナーを守るように心がけることをおすすめします。そうすることでお互いが気持ちよく働き続けられるだけでなく、社内での副業普及に貢献できる可能性が広がるでしょう。

※厚生労働省によれば、「裁判例では、労働者が労働時間以外の時間をどのように利用するかは、基本的には労働者の自由」としています。ただし、「各企業においてそれを制限することが許されるのは、労務提供上の支障となる場合、企業秘密が漏洩する場合、企業の名誉・信用を損なう行為や信頼関係を破壊する行為がある場合、競業により企業の利益を害する場合と考えられる」としています。つまり、同業他社・競合会社で働く場合や、本業の信用を失墜させる可能性がある場合は、会社側も副業・兼業を禁止にすることが可能です。副業をはじめる前に、就業規則は確認しておきましょう。

文:能世雄妃(@writingbeauty49)
漫画:ヤドカリコ(@yadokarikodayo)

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