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SUPER☆GiRLS元メンバー、田中美麗「来年は再始動といった感じで、取り組んでいきたい」

  • 2021年12月23日
  • Walkerplus

2022年1月13日(木)から東京・シアターサンモールで上演される舞台『BASARA』に、アイドルグループSUPER☆GiRLSの元メンバー、田中美麗が出演する。

今作は、田村由美さんの人気コミック『BASARA』の舞台化。文明崩壊後、王家が支配する日本を舞台に、運命の子として生きる少女の姿を描いたアドベンチャーロマンスで、田中は王家の姫君、千手姫をNMB48の元メンバー上西恵とWキャストで演じる。

田中は、2019年に上演された舞台『BASARA外伝〜KATANA 虹の話-銀杏-』にも出演。約4年ぶりに『BASARA』の世界に生きる田中に、今作への意気込みなど思いを聞いた。

■ずっとお姫様の役をやりたかったので、今は演じるのが楽しくて仕方ない
――出演が決まったときのお気持ちから聞かせてください。

【田中美麗】田村由美先生の『BASARA』の舞台に出演するのは2度目になるんですけど、前回は外伝だったので、今度は本編で『BASARA』の世界に携わることができるというのが、まずは嬉しかったです。田村先生の舞台化作品に2度も出せていただく機会なんてないと思うので、全力で向き合っています。田村先生の原作へのリスペクト精神で、より忠実に再現できるようにキャストのみんなで一丸となって、稽古を進めています。

――演じる千手姫はどんなキャラクターでしょうか?

【田中美麗】とてもしっかりした芯の強い女性なんですけど、ちょっと嫉妬深くて。でもかわいらしい感じのお姫様です。衣装のドレスも、原作通りに作っていただいているのでキラキラしててすごくかわいいんですよ。ずっとお姫様の役をやりたかったので、今は演じるのが楽しくて仕方ないです。

――田中さんご自身との共通点はありますか?

【田中美麗】わりと似ているなと思いました。嫉妬深いところとか、意志が強い部分とか。王が国を支配している、どちらかというと男性社会のお話になるんですけど、そのなかでも千手姫は自分の意志をしっかりと持っていて、自分の意見をはっきりと相手に伝えられる。そういう強い部分はちょっと自分と似ているかもしれないなと思っています。

――嫉妬深いところが似ているというのは、意外ですね。

【田中美麗】実は、嫉妬深いんです(笑)。アイドル時代もそうだったんですけど、やっぱり私のファンだって言ってくれた方が他の子に目移りしているのを見ると、あれ?って思っちゃうんですよね。推し変は許さない!みたいな(笑)。

そういう部分は今でも残っているので、ファンの方のSNSは定期的にチェックさせていただいています(笑)。こっそり見てますよ!

――逆に、ご自身と全く違う部分はどういった面ですか?

【田中美麗】おしとやかさ、ですかね。私は破天荒というか、ワーッと行動に起こしちゃうアクティブな方なので、そこが全く違いますね。千手姫はおしとやかで、気品あふれるお姫様なので、そこは頑張って千手姫のイメージに寄せて演じたいなと思っています。普段の私を知ってる方が見たら、くすっと笑っちゃうくらい上品なお姫様を演じたいなって。こういう一面もあるんだなと思ってもらえたら嬉しいです。

■いろんな感情を共有できる舞台
――今回はNMB48の元メンバー、上西恵さんとのWキャストですね。同じ役を演じることについては、いかがですか?

【田中美麗】私も上西さんも元アイドルというところは同じですけど、タイプが全然違うので、千住姫も全く違う色が出るんじゃないかなと思っています。上西さんは初対面のときの印象が本当にかわいい!という感じだったので、お姫様にぴったりだなと。声のトーンもかわいいし。逆に私は声がちょっと低めなので、変化を付けるとしたら大人びた感じになるのかなって思っています。稽古のなかで変わっていくかもしれませんが、今のところは少し大人っぽさも取り入れた千手姫を作っていきたいなと考えています。

――演じる千手姫の注目ポイントとあわせて、作品の見どころを教えてください。

【田中美麗】この『BASARA』は2012年にも上演されていて、今回は2022年版としてキャストもガラッと変わっているのがまずひとつ、見どころなのかなと思います。

内容的には、現代ではありえないような刺激的な世界。でも、ラブストーリーの要素もあって、初恋や別れなど私たちが生きていくなかで経験する感情が全部詰め込まれているので、共感していただける部分たくさんあるのかなと。いろんな感情を共有できる舞台になっていると思います。

千手姫のシーンは、お姫様なのでおしとやかなところに注目してもらいたいなと思うんですけど、切ないパートがちょっと多いんです。泣けると思います。切なくて儚いパートなので、演じていてしんどいなと思うこともあるんですけど、そういった千手姫の気持ちがきちんと伝わるように頑張ります。

――2022年は、今作でいいスタートダッシュを決められそうですね。最後に改めて2022年の抱負をお願いします。

【田中美麗】2022年は田中美麗、脱ぎます!……と言うと、誤解されるかもしれないですけど、精神的に一皮むけた田中美麗を見せたいなという気持ちです(笑)。でも、2022年はいろんなお仕事に挑戦したいなって思っているんです。今後はもっと上に向かいたいので「何でも来い!」みたいな精神でチャレンジしたいなと思っています。

ここ数年、自分を見つめ直す時間がすごく多かったんです。それを踏まえて2022年は再始動といった感じで、いろんなことに取り組んでいきたいなとも思っています。改めて、皆さんに田中美麗を知ってもらいたいですし、ジャンル問わず、さまざまなことに挑戦する1年にしたいです。

実は来年6月に小劇場での舞台も決まっているんです。今まで舞台にちょっと苦手意識があったんですけど、小劇場に立ってみたいなという気持ちが強くなってきて。あと、アクションのお稽古も始めました。いずれは女刑事役とかを演じたいなって思っています。将来的にはアジアで活躍できる女優さんになることが目標なので、それに向けて、今後はどんなことにも前向きに挑戦していきたいなと思っています。

撮影・取材=野木原晃一 文=yoshimi

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