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小学生切り絵作家が誕生!子供の好きを伸ばす育児について聞いてみた

  • 2021年11月13日
  • Walkerplus

小学2年生にして「ヴィレッジヴァンガード」へのグッズ展開を果たした切り絵作家のKENくん。Twitterで話題を読んだその作品は愛猫がモデルで、無表情ながらもどこか愛らしいタッチと固定概念に囚われないユニークなカラーリングが魅力。

センスの光る作品や育児について、アカウント主であり母親のなみそさん(@omochi_nam01)に話を聞いてみた。

■紙の端切れを使ったちぎり絵から、猫ちゃん作品は始まった!
猫とゲームをこよなく愛するインドア派のKENくん。切り絵にハマったきっかけを、なみそさんが教えてくれた。

「もともと工作が大好きで、折り紙で遊ぶことが多かったんです。そんな時、失敗した色紙や端切れを捨てるのがもったいないな〜と感じ、その余った紙を使って息子とちぎり絵を始めました。ですが地道な作業で完成に何日もかかってしまい、集中力が続かず断念。そこで、今度は切り絵に挑戦してみました。作品が完成するイメージがつきやすかったのかどんどん作業が進み、息子の性格にも合っていたようで現在も見事にハマっていますね」

いつも自宅で飼っている猫たちに囲まれながら作業しているKENくん。イラストは速ければ2〜3分、遅くとも30分で完成させるというのだから、頭の中のイメージを描き出すスピードはすごく速い。そこからデザインナイフで色紙を切り貼りし、気持ちが乗っている時には複数の作品を同時進行で進めることもあるそう。数時間で完成する作品もあれば3週間かかるもの、数ヶ月放置されて完成できないものもあり、作品へのこだわりや情熱は、すでに本物の作家さながらだ。

また、気分が乗っている時はお姉ちゃんのYUZUちゃんも切り絵作家としてのポテンシャルを発揮。姉弟そろって、それぞれの世界観で可愛らしい猫ちゃんを描いている。

■KENくんを見守るなみそさん「息子よ、その感性をそのまま大切に育てていこう」
夢中になって作品を作るKENくんを、なみそさんは常に見守っている。そんななみそさんがKENくんにかける温かい言葉に、フォロワーたちも感銘をうけているのだ。

ある日、宿題をさぼっているKENくんにそーっと近づいてみると、目の前で寛ぐ猫たちのデッサンを取っていたそう。そこでなみそさんは「息子よ、それでいい。今のその時間は宿題よりも大切で、とても尊い」という言葉を添えてツイート。また別の日には「息子が描くネコが世界で一番好き。 こんなに一生懸命になって作品を作る息子を誇りに思う」「息子よ、その感性をそのまま大切に育てていこう。 君の描くネコは世界で一番愛しい」など、心にしみる言葉を発信している。そんななみそさんに、”子供の好きを伸ばす子育て”について、考えを聞いてみた。

「とにかく、好きな事ややりたいと子供が言い出した事は、全力でサポートします。したい!と言ってきた時のその熱量を大切にしてあげたいです。そして、好きなことを極めるのが1番!好きな事に打ち込む子供を見るのが私も大好きなので、子供たちの笑顔の為に私も一緒にハマり込んで、参戦したりしています」

「作品のテーマについては、その時に興味があるものがモロに反映されていて、以前、好きなアニメに出てきた藤の花を見てみたいと言われた時は、たまたま近所にあった藤棚を見に行きました。手を繋ぎながら自宅に帰る途中、とても喜んだ息子から『また来年も一緒に見ようね』と言われた事は、一生忘れないと思います」と語ってくれた。

色んなことを吸収して、自分の好きな方法で自身の世界観を表現するKENくん。母親という最強なサポーターがバッグについた小学生作家の制作活動から、今後も目が離せない。

取材・文=鳥本明衣(glass)

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