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名古屋市東山動植物園で暮らすレッサーパンダたちの“かわいい”が爆発中!

  • 2021年11月16日
  • Walkerplus

2021年3月、約450種もの動物を展示するなど日本屈指の規模を誇る「名古屋市東山動植物園」(愛知県名古屋市)に、「レッサーパンダ舎」がオープンした!それに伴って、同園にはもっふもふのしっぽとつぶらな瞳が愛らしいレッサーパンダ4頭が仲間入りした!1982年以来、実に39年ぶりの展示とあってか、今春の登場から秋を迎えて半年経った今でも、連日多くの人でにぎわう人気ぶりだ。

■みんなかわいい!4頭の特徴や見分け方も
今回仲間入りしたレッサーパンダは、ネパールや中国四川省辺りの高地の森林に生息する「シセンレッサーパンダ」という種類。主食は竹の葉だが、リンゴなどの果物も大好き!見た目は同じように見えるが、よく見るとそれぞれに特徴があり、性格も違うらしい。日ごろから彼らに接し、よく観察している飼育員さんに4頭の特徴や見分け方を聞いた。

目の周りがグレーと白のグラデーション柄に見え、尻尾が細い子がメスの「まるこ」。ほっぺたの白い毛が大きく顔が四角く見えるのがオスの「ずん」だ。

また、全体的に色が薄くて色白なのがオスの「令(れい)」。反対に色が濃く、耳や顔の形がシャープで三角形に見えるのがメスの「れいか」だ。

レッサーパンダにも利き手のようなものがあり、竹を引き寄せたり大きなエサを持ったりする時、先に出す手が個体ごとに決まっているそう。同園では、「ずん」以外の3頭は右手が先に出る“右利き”。こういったことを観察できるのは、手にある親指のような突起(種子骨)を6本目の指のようにして物をつかむという、レッサーパンダの特徴のおかげ。レッサーパンダ舎を訪れる際は、そんなところも気にして見てみると楽しそうだ。

■多角な方面から観察できる自然環境を意識した新獣舎
さて、動物園本園エリア(アジアゾーン)に新設された「レッサーパンダ舎」は、ガラス張りの屋内展示室と屋外運動場で構成されている専用獣舎。4頭の愛らしい姿を常に見せてくれると来場者からの評判も上々だそう。

屋外運動場は南北に分かれ、北側運動場では斜面を利用して生息域である高地の環境を再現。彼らを少し見上げるような形で観察できる。南側運動場には彼らが室内と屋外を行き来できるよう空中通路が設置されており、そこを歩く様子を下から観察することができる。

そんな通路の下にいれば「かわいい肉球まで見えそう!」と期待してしまうが、残念なことにプニプニした肉球は見られない。これは、彼らが冬は雪で覆われるような山岳地帯に暮らしている動物だから。雪の上でも滑りにくいよう、手足は靴下を履いているように毛に覆われているのだ。タイミングがよければ、そんなキュートな特徴を見ることができるかも! 

一方、屋内展示室にはタワーがあり、樹上で暮らすレッサーパンダの野生の生態がイメージできる。タワーをひっきりなしに登ったり降りたりとコミカルに動く姿、手足をだら~んとさせて超絶リラックスしている姿、おいしそうにエサの竹の葉をほおばる姿など、さまざまな様子が見られるので長時間居ても飽きない。

フラッシュを使用しなければ、室内・屋外ともに写真撮影が可能なのもうれしい。特に屋内展示室は、反射を軽減するためガラスを意図的に傾けて設置するなど、観察や撮影がしやすいような工夫も!撮影に慣れていない人でも容易にベストショットが狙えるので、4頭のかわいいシーンを心おきなく収めよう。

■レッサーパンダのメニューやグッズも大人気!
なお、レッサーパンダに関する各種メニューやグッズも園内ショップで販売中だ。彼らのしっぽをイメージしたアメリカンドッグ「レッサーパンダのしっぽドッグ」(450円)ほか、ふわふわな生地で“もふもふ”をイメージしたとろける食感の「レッサーパンダのふわとろドーナツ」(550円)、文字通り手ざわりふわふわのぬいぐるみ「ふわふわレッサーパンダ」(2200円)などが人気だ。

■“かわいい”だけじゃない、思いや情報も発信していきたい
今回の仲間入りは、「子供たちが喜ぶものに役立ててほしい」としておこなわれた寄付により実現したもの。さらにレッサーパンダは、「IUCN(国際自然保護連合)」のレッドリストに記されている絶滅危惧種でもある。見た目やしぐさなどのかわいさだけでなく、絶滅危惧種に関する情報発信にも真摯に取り組む東山動植物園ならではの導入なのだ。2022年度には、ジャガーや絶滅危惧種のスマトラオランウータンの新獣舎も完成し、ますます充実する「名古屋市東山動植物園」。機会があれば訪れて、その思いなどに触れてみるのもよさそうだ。


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