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80年代ミュージックを愛する25歳のシンガー・武藤彩未、憧れのあの人との共演に「何もかも夢のよう」

  • 2021年10月11日
  • Walkerplus

「レトロ・ポップ」をコンセプトにソロアーティストとして活動中の武藤彩未が、3rdミニアルバム『SHOWER』を2021年9月15日にリリース。

今回は、そのリリースイベントで来阪していた彼女に直撃!ミニアルバムについてはもちろん、愛してやまない松田聖子さんや作詞家の松本隆さんへの思いを語ってもらった。

■アイドル活動を経て、留学先で歌が好きなことを再確認
――武藤さんは「さくら学院」というアイドルグループの初代生徒会長(リーダー)でしたが、さくら学院が8月末で活動終了ということで、8月29日に行われた最後の公演にサプライズゲストの1人として出演されていました。

「10年間の集大成のラストライブだったので、参加させてもらえて光栄でした。最後という意味では寂しい気持ちもあったんですが、初代卒業生としては『こんなに長く続けてくれてありがとう』という気持ちのほうが大きかったです。私が卒業した時は(東京の)日本橋にある三井ホールだったんですが、今回は中野サンプラザという大きな会場になって、父兄(=ファン)の皆さんもどんどん輪を広げてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです」

――さくら学院のメンバーは、中学3年生で卒業するという特殊なルールがありました。

「だからこそ、この時までにこれをやりたい!達成したい!という目標を決められたので、短期集中できて良かったと思います」

――さくら学院を卒業後、ソロ活動をスタートされましたが、2016年からニュージーランドへの海外留学を経験されています。

「小学生から芸能界にいたので、自分を見つめ直す旅に出たいと思って、留学を決意しました。自然に囲まれたのんびりしたところで自分を見つめ直したいなと思ったので、ニュージーランドを選びました」

――パン屋さんでアルバイトをされていたそうですね。

「人生初のアルバイトでした。最初の1年は学校に通っていたんですが、もっと実用的な英語を使いたいなと思って、バイトをすることを決めました。働きながら地元の人たちと触れ合うことができたので、濃厚な留学生活になりました」

――若くして「自分を見つめ直したい」と思って、それを実行することがすごいなと思います。

「ありがとうございます。留学した時は、またこの世界に戻るか戻らないかを一切決めずに行ったんです。向こうで新たな夢ができたらそれはそれでと思っていたんですが、自然と毎日歌っていたんです。留学したことで、『やっぱり私は歌うことが好きなんだ』って再確認することができました」

■両親の影響で松田聖子の大ファンに
――武藤さんといえば、80年代の音楽が大好き。ご両親が松田聖子さんの大ファンだったことで松田聖子さんに憧れるようになったそうですが、49歳の私にとっても松田聖子さんは永遠のアイドルです。

「私の父親と一緒です!私もその時代に生まれていたら、聖子さんを追っかけていたと思います」

――最初にテレビで松田聖子さんを観た時、「この世にこんなに輝いている人がいるんだ」という衝撃を受けたんです。

「うらやましいです!私もそんな気持ちを味わってみたいです。聖子さんってその曲の世界の主人公になって歌われるので、すごく曲に引き込まれます。でもトークしている時はお茶目な一面もあって、そのギャップも大好きです」

――武藤さんが秋に聴きたい松田聖子さんの曲はなんですか?

「『風立ちぬ』と『風は秋色』です。名曲ですよね。秋色とか、想像をかき立てられる造語も大好きです」

――松田聖子さん以外で、特に好きな80年代の歌手は誰ですか?

「本田美奈子さんは神様のような存在です。あの華奢な体とキュートなお顔からは想像もつかない歌唱力、伸びやかな歌声が本当に大好きです」

■今年の秋は「毎日歌っていたい」
――好きな秋の味覚は?

「イモ系が好きです。新商品がいろいろ出るじゃないですか。絶対に買っちゃいます。期間限定とか特に弱いです(笑)」

――スポーツの秋です。お父様がJRAの調教師で、弟さんも騎手をされていますが、競馬以外で好きなスポーツは?

「サッカー観戦が好きです。地元が茨城県なので鹿島スタジアムに鹿島アントラーズの応援によく行っていたんですが、小学生の時、試合に出場する選手と手を繋いで入場する“エスコートキッズ”をやったこともあります」

――今、スポーツに挑戦するとしたら、何をしたいですか?

「乗馬に挑戦したいです。実は馬に乗れないんです。ずっと馬と一緒に生活してきたのに、ちょっと怖いなと思って(笑)。子供の頃に乗馬体験みたいなことはやったことがあるんですけど、本格的な乗馬をしたことがないので挑戦してみたいです」

――今年はどんな秋にしたいですか?

「ワンマンライブを控えているので、毎日歌っていたいです。もちろん仕事で歌うんですけど、毎日歌い足りないなと思って、よく1人カラオケにも行きます。それぐらい歌うことが大好きです」

――今日はタワーレコード梅田NU茶屋町店でリリイベがありました。いかがでしたか?

「当たり前のことができないご時世の中、無事に開催できて本当に幸せでした。大阪に来て、歌えることの幸せを噛みしめていました。タワーレコード梅田NU茶屋町店さんは6年ぶりだったので、また帰って来ることができてうれしいという気持ちもありました。久しぶりに会えた関西のファンの皆さんから『待ってたよ~』『おかえり~』って言ってもらえて、うれしかったです。まだ関西でワンマンライブをやったことがないので、やりたいなという思いが改めて強くなりました」

――大阪に対するイメージや、好きなグルメを教えて下さい。

「大好きな場所です。プライベートで何度もユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きましたし、お好み焼きとか粉ものがすごくおいしくて、大阪に来たら必ず食べます」

■武藤彩未らしいレトロ・ポップなミニアルバム
――9月15日に発売された3rdミニアルバム『SHOWER』はどんな作品になりましたか?

「皆さんが日々感じている不安や葛藤をシャワーで洗い流せるような、寄り添えるような曲たちを届けたいと思って制作しました。私が大好きな80年代のシティポップをイメージしていて、どこか懐かしさも感じてもらえる、でも私らしいレトロ・ポップな作品に仕上がったと思います」

――(共作で)作詞も手掛けた表題曲『SHOWER』の聴きどころは?

「イントロからおしゃれなサウンドを作っていただいて、まさにシティポップを感じていただけるんじゃないかなと思っています。特に最後の転調サビが聴きどころになっていて、アウトロがないところもポイントです。歌詞も聴き込んでいただける内容になるようにがんばって書きました。いつか憧れの松本隆先生のような歌詞を書けるようになりたいです」

――歌詞を書く時に心掛けていることはありますか?

「情景が浮かぶことが80年代の歌詞の良さだと思っているので、主人公が今どこにいるのか?とか、Aメロでその世界に入ってもらえるように心掛けています」

――『SHOWER』のMVもおしゃれですね。

「ミラーボールを使っているんですが、ミラーボールが大好きなんです。ライブには欠かせないアイテムですし、ちょっと懐かしさもあるので。ちなみに歌詞に出てくるナイトキャップをかぶっているんですけど、それは私物だったり、パジャマ姿も皆さんにお見せするのは初めてなので、新しい私を見ていただけるMVになっています」

――ファンの皆さんからの反応は?

「『大人っぽくなった』って言われます。それが1番の褒め言葉です。メイクも髪型も大人っぽく見えるように、スタッフの皆さんと相談しながら決めました」

■憧れの松本隆と共演!「歴史的瞬間になると思う」
――10月24日(日)に品川インターシティホールで「武藤彩未 Release Party ○SHOWER○」を開催!生バンドライブで、生配信も予定されています。

「4月29日のバースデーライブは、無観客の配信ライブになってしまって悔しかったです。今回はもちろん人数制限はあるんですが、私にとってはお客さんの前でライブができることが1番大きなポイントです」

――そして、11月5日(金)に日本武道館で開催される「~松本 隆 作詞活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト!~風街オデッセイ2021」への出演が決定しています。

「私の人生にとって、歴史的瞬間になると思います。豪華な出演アーティストの中に私も入れていただいて、何もかもが夢のようです。松本隆先生とお会いすることも初めてです。松本隆先生への愛を訴え続けてきたので、本当に言霊ってあるんだなって思いました」

――松本隆さんとは、どんな話をしたいですか?

「伝えたいこと、聞きたいことがありすぎて…。決められないです(笑)」

――会場の日本武道館は「いつか1人で立ちたい」と目標に掲げているステージです。

「1人で立つことも想像しながら歌おうと思っています。私のことを初めて見る方もたくさんいらっしゃると思うので、覚えてもらえるように、少しでも爪あとを残せるようなパフォーマンスをしたいです」

――今年もあと3カ月です。今年中にやっておきたいことは?

「クリスマスライブは何度かやらせていただいたことがあるんですけど、カウントダウンライブはまだやったことがないので、やってみたいです!欲を言えば、いつかは『NHK紅白歌合戦』に出て、松田聖子さんに会いたいです!」

――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

「これからも私らしい音楽を届けていけるようにがんばりますので、応援していただけるとうれしいです。よろしくお願いします!」

取材・文=ポッター平井

<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。

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