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「ジョーカー風おにぎり」に「黒い球」⁉87歳のおばあが握る、独創性爆発のおにぎりがSNSで話題

  • 2021年8月31日
  • Walkerplus

おにぎりの具材で目や鼻をつけた“顔おにぎり”をはじめ、みそ汁に蕎麦を入れた“みそ汁蕎麦”や、わざわざ「揚げずにからあげ」を使って作った“揚げてしまったからあげ”など、87歳の「おばあ」が作るユニークな料理が大人気の「おばあめし」。

その魅力をさらに伝えようと、2021年からウォーカープラスで連載がスタート。今回は定番の“まみれ系おにぎり”、かわいく微笑む「ジョーカーおにぎり」をはじめ、蒸し暑い夏の日に出された異色鍋や念願だった冷製メニューなど盛りだくさん!おばあの孫である大迫知信さんに、7月のメニューを振り返ってもらった。


■あのおばあが夏バテも、オリンピック応援で元気回復!
暑い日々が続くなか、年齢のせいもあってか少々夏バテ気味だったというおばあ。Instagramでも「おばあ、ちょっと痩せた?」と心配するコメントもあったが、思いもよらない効果でおばあの元気が復活したとか。

「開催直後はあまり関心がなさそうでしたが、オリンピックが良い効果をもたらしたようで。夕方におばあ宅に行くと、必ずテレビで選手の応援をしていました。特にマラソンの大迫傑選手は、僕と同じ名字ということに親近感を覚えたようで…『いつ走るんや』と何度も聞かれました(笑)。大迫選手をはじめ、日本の選手の活躍に元気をもらっていたようです」と大迫さん。

オリンピック効果でなんとか元気を取り戻したおばあ。7月はどのようなメニューを作ってくれたのか?おにぎりからご紹介しよう。

■「ジョーカー」に「黒い球」⁉変化球すぎるおにぎり
これまで、おばあのおにぎりを6000個以上も食してきた大迫さんに、「今までありそうでなかった」と言わしめたおにぎりが登場!

それは、おにぎりを韓国のりですっぽりと包んだ『韓国海苔の黒丸おにぎり』。黒々としたおにぎりは、これまでにない新顔だ。「その手があったか!と思いました(笑)。韓国のりのごま油の風味とほんのり感じられる塩気で、とってもおいしかったです」と大迫さん。

そして「おばあめし」ファンには定番となっている“まみれ系おにぎり”の姿も。醤油などで味付けした鰹節をおにぎりの表面にたっぷりとまぶした『カツオ節まみれおにぎり』。見た目のインパクトもさることながら、その味も予想を越えていたとか。

「塩気が控え目だったのでもう少し醤油がほしいと思ったのですが、付け合わせの煮物の味が濃かったので全体的にはバランスは良かったです。『さすが、おばあ!』と思いました」

定番の“顔おにぎり”で、大迫さんの度肝を抜いたのが『ジョーカー風おにぎり』。おばあの親戚が送ってくれたという梅干しの果肉を使って顔を作ったおにぎりで、白と赤のコントラストがダークヒーローの「ジョーカー」のように見えてしまう。

「おそらく、『ジョーカー』のことは知らないと思うんですが…。見れば見るほど、そう見えてしまうから不思議ですよね。市販じゃない梅干し特有のしょっぱいおにぎりで、味は抜群でした」

「おにぎりに意外と合う!」と絶賛だったのが、『ししとう炒め混ぜ込みおにぎり』。一瞬、見た目のインパクトにたじろいだという大迫さんだが、ひと口食べてみると…。

「美味でした。焼き肉のタレで味付けしているのでご飯との相性が良く、ししとうのピリ辛さもアクセントになっておいしさが倍増していました」と大喜びの大迫さん。また作ってもらうために、おねだりする予定だそうだ。

そして最後に紹介するのが、サプライズとも言える『うなぎ貼り付けおにぎり』。

「『うな次郎』という、うなぎ風のかまぼこみたいな商品を貼り付けたおにぎりです。実は前日の土用の丑の日にも出されました。『ほんとのうなぎかな?』とちょっと期待したのですが、うな次郎でした。でも味は本物そっくりなんですよ。パワーをチャージできました!」と大迫さん。

■連日連夜の熱帯夜!やのになんでや、おばあ!
連日猛暑日が続き、夜もなかなか気温が下がらないなかで、おばあに再三「そうめんが食べたい」とリクエストし続けたという大迫さん。そんな思いを良い意味で裏切るようなメニューがある日、食卓に出された。

「そうめんや蕎麦などの涼し気なメニューを期待しておばあ宅に向かったのですが、テーブルの上には熱々の鍋が鎮座していました…。『さっさと食べや!』というおばあの怒声にも似た声に押されるようにフタを開けると、想像を絶する具材が目の前に現れました」

鶏肉とタケノコ、そして異様に長い切り干し大根の特殊鍋。滝のように流れる汗を拭いながら、小皿に取り分けた切り干し大根を口に運んでみると…。

「うますぎました。噛めば噛むほどジュワッと醤油ベースのダシが出てきて、ご飯のおかずにもってこいでしたね」。さらに吹き出す汗をもろともせず、一気にご飯を平らげたという大迫さん。フルマラソンを走りきったかのごとく爽快な食事だったという。

■大迫さんが夢にまで見たメニュー「そうめん」が登場!
蒸し暑い梅雨時期を過ごすなか、大迫さん念願のメニューがついに登場!その料理を見た大迫さんは、「砂漠のなかで出会った、オアシスのようだった」とその日のことを話してくれた。

「今年初のそうめんが並ぶ光景を見た時は感動でした。冷たいそうめんの上には、薄焼き卵と千切りの生ピーマン。『一般的にはキュウリじゃないの?』という思いはこの際、横に置いて一心不乱に食べました」

大迫さんの想像と反し、ピーマンはみずみずしく甘く、半熟の卵とそうめんとベストマッチだったそう。連日の蒸し暑さで半減していた食欲も取り戻し、おばあの親戚が送ってくれたセンマイと惣菜のロールキャベツで作った珍しい煮物や、味噌汁などもペロリ。暑い夏を乗り切る準備が整ったという。

8月は、徐々に体力が回復してきたおばあがさらにパワーアップ。もっと迫力ある料理がどんどん登場!おなかをすかせて待ちたい。

取材・文=橋本未来

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