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水道もコンロもなし!激せまキッチンから始まった20代OL自炊暮らしが人気を集める理由

  • 2021年8月26日
  • Walkerplus

千切りできないゆとりOLのもち(26歳)さんが自炊研究するInstagramが人気を集めている。アップする料理レシピはもちろん、自炊する日々の気持ちを表現する写真+イラストが「癒やされる」と共感を呼んでいるのだ。コンロなし、水回りも共用という部屋から生みだされたレシピと、その暮らしを紹介する。
※本記事は『ゆとりOLの毎日はなまるひとり暮らしルール』から一部抜粋・編集しました。

■「寮でも、キッチンがない部屋でも、ごはんって作れるんだ!」
「料理は嫌いなわけじゃないけど、正直なところ苦手でした」そう語るのは、千切りできないゆとりOLとして、Instagramでひとり暮らしの自炊研究を発信している普通の26歳の会社員・もちさん。

「初めてひとり暮らしをした大学生時代に自炊デビュー。でもどうやればいいのかわからず、最初の1カ月で挫折してしまいました。その決定打となったのがオムライス。簡単そうと思って作りはじめたら、手際が悪くて2時間もかかってしまった…」その苦手意識をもったまま社会人になったという。

「1年目は、着こなせないスーツに、初めて尽くしの勤務時間。そして家はというと、部屋にコンロはなし・水回りは共用の狭い寮暮らし。料理なんてできないよな…と、最初はスーパーのお惣菜を買っていたんです。

そんなある日ふと思い立ち、部屋に小さな炊飯器を持ち込んで、ブレーカーが落ちないかドキドキしながらごはんを炊き、卵かけごはんを食べてみたら、幼い頃から何度も食べている味にホッとして。そして思ったんです。寮でも、キッチンのない部屋でも、ごはんって作れるんだ!」

その日をきっかけに、ないない尽くしの環境をおもしろがりつつ、毎日楽しく続けられる自炊を研究していったという。

■「食べる時間より作る時間は短く。自炊ごはんは安心する味でいい」
「平日働きながら作るごはんは、とにかく簡単さ重視!調理に何時間もかかって、 食べるのが15分なんて納得いかないし、全然楽しくないということは、大学時代の挫折で学び済みです。実際、キッチンのない寮暮らしでは手の込んだ料理は作れません。電子レンジだけでいかに作るかを楽しみながら研究していたら、たくさんのアイデアが生まれ、結果的に‟超時短調理”のスタイルが確立しました。

何よりも続けられることが大切だから、優先順位は「楽>おいしい、安い、ヘルシー>>見た目」。そこそこおいしい、安心する味でいいんだなと気づいてからは、毎日飽きずに自分で作れてホッとできるごはんを心がけています。

そして、安心する味と早寝できる日々を手に入れたら、自然と野菜を食べるようになって、8カ月でゆるゆる10キロダイエットができ、食費も抑えられていいこと尽くしに。ゆるやかに、自分らしく楽しい暮らしがまわっていったんです」そんなもちさんのアイデアがつまったレシピをいくつか教えてもらった。

■お米食べたい…そうだ、卵かけごはんにしよう!
一日の仕事が終わって、お疲れ度MAXな日。自炊なんてとても無理だけど、コンビニ行くのすら面倒くさい…。そんな時でも、家にごはんと卵さえあれば大丈夫!1.ごはんを温める。2.卵と調味料を入れて混ぜる。はい、これだけ。洗い物も少ないから、ササッと食べたら明日のために早く寝られるのもポイントです。

一時期そればかり食べていたら、お気に入りレパートリーがいっぱいできました。しょうゆだけのシンプルで普通なのも大好きですが、ちょっとごま油をたらすのが幸せにつながります。塩×ごま油もオツな味だし、カレー粉と和風顆粒だし入れてみたら濃厚エキゾチックに!少し贅沢したい日は、シラスやおかか、アボカド漬けなど‟具”をのせれば満足度アップ。ヘトヘトな日の自分のために、冷凍ごはんをストックしています。

■前略 、明日の私へ 。おいしいの漬けといたよ!
生きていると、良いことも悪いこともあります。例えばうまくいかない日、自分の仕事の遅さで迷惑をかけ、土砂降りの雨に見舞われ、洗えない皿がシンクに積み重なり…。そんな、どうしようもなく力がなくなった日、冷蔵庫の中に昨日漬けておいたお刺身を見つけた時の安堵感は格別!ひと口食べると、しょうゆがしみてプリプリでおいしい~。昨日の私に「元気出してね」と慰められている気がして、また頑張れるのです。

そんな、〝明日の私のための一夜漬け〟には、いろんなバリエーションがあります。魔法の漬けダレに浸したお刺身は、ごはんにのせて海鮮丼や海鮮茶漬け、生野菜にのせてハワイ風のポケサラダに。ほかにも、鶏むね肉を漬け込んでおけば、次の日焼くだけだし、野菜は味がしみしみのやみつきおかずに変身。明日がくるのが待ち遠しくなります。

■マグカップオムライスで自炊の壁を越える!
ひとり暮らしをはじめた大学生時代に初めての自炊で作ったのが、ふわふわとろとろのオムライス。号泣しながら玉ねぎを切ったり、スマホでレシピを何度も読み直していたら2時間もかかってしまいました。食べる時間は15分…(涙)。おいしかったけど、自分の手際の悪さが悲しくなるのでオムライスは私の中で封印…。

時は経ち、ひとり暮らし8年目。失敗をしながらも自炊経験を重ねて、それなりに自信もついてきた。ある日無性にオムライスが食べたくなって、ふと気がつきました。「今の私なら自分らしいオムライスが作れるかも!」

そして生み出したのが、レンジで作るマグカップオムライスです。じっくり炒めた玉ねぎはないけれど、私の平日オムライスは、マグカップ&ソーセージくらいがちょうどいい。ふわとろのオムライスは、特別な日に特別な人と、もう一回チャレンジしてみよう。

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