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【漫画連載】ゆる~く楽しむ!オールアバウト・キャンプのこと(1)(2)

  • 2021年6月11日
  • Walkerplus

空前のアウトドア、キャンプブームが到来中!流れに乗っかってキャンプを始めてみたいけど、そもそも道具は何を揃えればいい?どうやってキャンプ場を探せば?着ていく服や現地で食べるものは??今年でキャンプ歴10年を迎え、今やキャンプコーディネーターとして引っ張りだこのこいしゆうかさん(@koipanda)が、ゼロから楽しむゆる~いキャンプのあれこれを、手取り足取り教えてくれるコミックエッセイ連載がスタート!今回はキャンプにまつわる特別インタビューとともにお届け。


■人混みから離れてキャンプをはじめてみよう
ーー10年以上のキャンプ歴を持つこいしさんが、初めてキャンプをする人に伝えたいキャンプの醍醐味とは?

道具などちょっとハードルはありますが、自然というフィールドを舞台に、自分の力でテントをたてて、ごはんを作る。それだけで日常では味わえない充実感があります。仕事に疲れている人、なんだか周りとうまくなじめない人、いろんなことに疑問がある人、そんな人は、ちょっと人混みから離れてキャンプをはじめてみると、もしかしたら人生観が大きく変わるかもしれません。

ーー人生初のキャンプで「キャンプをはじめたい!」と思った瞬間の気持ちを教えてください。

キャンプに行ってみたら、「星空をぼーっと見る」「外でおいしいごはんを食べる」「ハンモックで寝っ転がる」「焚き火の癒やし」など思ったよりインドアな遊びだと気づいて、これならわたしにもできるかも!?もっとたくさんキャンプしたいから自分で行けるようになりたいなぁ、と思いました。

ーーコミックエッセイの中で「バックパック1つでキャンプに行くスタイル」を発見して始められていましたが、他にはどんなスタイルがありますか?

わたしはバックパック1つで行く徒歩キャンプスタイルの他に、自転車で行く輪行キャンプ、オートキャンプ、などもやっています。徒歩キャンプだと電車だけでなく飛行機にも乗れるので船で島に行ったり、海外に行けるのがいいところですね。

ーーおすすめのキャンプ場と、おすすめポイントを教えてください。

最近は、八ヶ岳にあるタイニーガーデンさんに時々行きます。仕事柄、キャンプ場を巡ったりすることがよくあるのですが、タイニーさんにはワークスペースがしっかり設けられているので、キャンプのときでも突然の仕事に対応ができます。ちょっと仕事で緊張した頭も、仕事を終えて目の前に広がる湖を見ると緊張が和らぐのを感じます。

ーー「女子キャンプ」ならではの楽しかったエピソードは?

女子キャンプは10年以上SNSで知り合った友達と今だにやってますが、いつも楽しいですね。1日雨の日に何もやることがないなぁ、とぼんやりしていたキャンプで、ふと「もんじゃ焼きやりたい!」と思いついて、鉄板をキャンプ場から借りて焚き火でもんじゃ焼きをやりました。最初はもんじゃに疑問を持ってた友人もそのおいしさとアレンジの楽しさに喜んでました。

あと、毎年クリスマスキャンプをしてるのですが、たいしてクリスマスっぽくもなく、ただスペシャルにでかい塊肉をアメリカのBBQグリルのようなものの焚き火で、ぐるぐる火にかけて回して焼く、、なんてこともしました。全然女性らしくはないんですが、女性同士だからどんなことも遠慮なく楽しめるのがいいのかもしれません。

■初めてのキャンプ場で気になるコト
ーーキャンプはどんな服装で行くのがいいですか?

レイヤリング(重ね着)しやすい格好やコットンや綿素材が良いです。ポリ素材は焚き火で穴があく可能性もあるので注意が必要です。インナーはなるべくアウトドアウェアがおすすめ。汗をかいてもすぐ速乾するので、テント設営後に汗びっしょりのまま乾かなくて風邪を引く、、ってことがなくなります。靴は歩きやすいものを。帽子は日焼け防止がマストです。寒い時はニットで防寒を。夏場でも高原などでは夕方から冷えてくるので、防寒着を忘れずに。雨具もあると便利です。

ーー大好きなキャンプ飯は?

よく食べるのは地元の野菜を塩茹でしたり、そのままグリルして食べること!新鮮なお野菜は甘くておいしいです。あとは家で漬け込んだ塊肉なんかをじっくり炭火で焼いて食べるのもおいしいです。他にはウッドプランクというものにサーモンをのせて、炭火にかけてスモークサーモンを作ったことがあるのですが、簡単で本当においしいです。

ーーすごく便利だと感動したキャンプグッズはありますか?

なかなか難しいんですが、LED系はいろいろあって面白いです。そのなかでもソーラーのランタンは便利でしたね。あとテーブルで燻製できるアペルカっていうブランドは便利でおしゃれです。

ーー最初に道具を揃えたときの初期費用はどれくらいでしたか?

覚えていないのですが、テントがとても高かったので15万円くらいですかね。

■キャンプで感じる幸せと自然の凄み
ーー漫画とゲームがお好きだったとのことですが、どんな漫画が好きですか?

アウトドア系の漫画は全然読みませんでした。興味がなかったので!キャンプをはじめてから山の漫画を読みました。漫画は少女漫画と「ジャンプ」系です。キャンプには全く役立たないんですが、キャンプの旅はちょこっとRPGのような冒険感があるのか、キャンプをはじめてからRPGができなくなりました。

ーーコロナ禍でキャンプシーンに変化はありましたか?

人数規制や県外からの受け入れ禁止など変化はありました。消毒スプレー、検温なんかをやっているところもあります。またお風呂がコロナのときは開いてなかったりもします。場所によってはゴミ捨ても禁止されていたので、長いキャンプ旅のときはすごく困りました。

ーーキャンプをしていて、1番幸せを感じる瞬間は?

その時のタイミングでしか見られない景色(例えば、夕日や朝日、雨でもしっとりときれいな景色、雪など)に出会えた瞬間ですね。

ーーこれからキャンプを始めたいと思っている読者へメッセージをお願いします。

キャンプは道具のハードルがありますが、一度揃えてしまえばその道具でいろんな場所に行くことができます。ちょっと自然のなかでのんびりしたいなぁと思ったら、まずはデイキャンプ(日帰り)からはじめてみてもいいかも。いつもわたしたちが抱えている何かを、「なーんだ、小さいことだったな」って思わせてくれる凄みが自然にはあります。

まずは天気のいい日に、ちょっと遠くの森と湖にイスを持ってのんびりする。それだけでもキャンプのはじまりだとわたしは思います。



次回更新は、2021年7月9日(金)に予定しています。お楽しみに!

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