春日部の「おづつみ園」で新茶摘み体験 今年の茶葉は濃いめの味に

  • 2025年5月7日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 春日部市内牧の茶畑で5月7日、お茶摘み体験が5行われた。(春日部経済新聞)

 【写真】茶葉の天ぷらを提供することもある

 茶製造販売店「おづつみ園」(春日部市粕壁2、 TEL048-752-6610)が新茶の季節に自社の茶畑を開放して行うイベント。50年以上前に近隣の公民館から依頼を受けて開催したのが始まり。今年は5月4日から13日まで行う。

 「やぶ北」と「狭山かおり」の2種類を栽培している約1.5ヘクタールの茶畑で、手で茶を摘む体験、食事や軽食の提供、座学を行う。毎年3月上旬に募集を始めると3月中には満席になるといい、今年も全て埋まっている。尾堤宏社長は「お茶を飲む人は減っているが、参加する人は増えている。地域や自然に触れたい人、子どもに体験をさせたいという人が増えているようだ」と話す。

 7日は地元の保育園児15人が参加。枝先から2枚までの葉を摘む「一芯二葉」を学び、茶葉を摘んで、茶籠に入れた。摘んだ茶葉を「採れたよ」と元気良く見せる園児もいた。摘んだ後は、水出しの緑茶や茶菓子を食べ、「楽しかった」「おいしかった」と感想を話していた。

 同畑では、今月14日かごろから茶摘みを始める予定。尾堤さんは「今年の茶葉の生育は3日から5日程度遅れている。ゆっくり育っているので、味は濃いめ。摘んだ茶葉を製茶して最大で10種の産地の茶葉とブレンドする。各地の茶畑の風景を思い浮かべながら味作りをしている。飽きのこないお茶を作れたら」と話す。

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