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「ホホー」と返事するフクロウに密着!ジト目やとろけ顔もかわいすぎ

  • 2021年5月26日
  • Walkerplus

飼い主と「ホホー」と会話するフクロウの動画が話題のTwitterアカウント「げんさんとガルー(@Gen3Act03)」。見ているだけで癒やされる仲睦まじい二人の様子に、魅了される人が続出している。ペットとしては珍しいフクロウ(ベンガルワシミミズク)のガルーとの生活は、一体どんなものなのか。飼い主・げんさんに、ガルーとの出会いのきっかけやフクロウの魅力を聞いてみた。

■呼ぶと返事をしてくれる!コミュニケーション上手なガルー
Twitterには、「ホホホホホ」と美声を披露するガルーの動画が多数アップされている。実は、同じ種類でもよく鳴く子とそうでない子がいるんだとか。

「ガルーは鳴く方だと思います」と、げんさん。「『ホホー』と鳴きながらこちらを見ているので、何かを伝えたいのかなと。なので、ガルーが鳴く時は僕もホホーと返事をするようにしているのですが、いつの間にか僕から『ホホー』と言うと、ガルーも返事をするようになっていました(笑)」。

げんさんが優しく呼びかける声に反応して返事をする姿に、フォロワーからは「かわいすぎる」「おしゃべり好きなのかな」との声が。フクロウの中にはまったく懐かない子もいるそうで、二人の信頼関係の深さが垣間見える。

■全身を使って感情表現!変幻自在なガルーの動きから目が離せない
コミュニケーション能力だけでなく表情の豊かさも、ガルーの人気の理由。クリクリした大きな目を細めたり、羽をブワッと広げたりと、さまざまな表情を見せてくれるため、ずっと見ていても飽きることがない。

■大きな目で見つめるガルー。赤ちゃん時代のふわふわ姿を公開
ガルーをお迎えしたのは今から約5年半前の2015年10月17日。ペットショップから「3羽生まれた兄弟の中で好きな子を選んでいい」と言われ、車で片道3時間の道のりを運転して見に行ったそう。ガルーを選んだ理由を聞くと「部屋に入ると、ひときわ大きな目でこちらを見つめて鳴いていた子がガルーでした。僕も妻も直感で『この子にしよう』と決めたんです」と、語るげんさん。まさに運命の出会い!

「まだ雛だったころ、ガルーをダンボール箱に入れて寝室で一緒に寝ていたのですが、朝ふと目を覚ますと胸元にいて驚きました。ジャンプしてダンボール箱を飛び越え、ベッドの上まで登ってきたようで…。すくすく成長しているなと、感じた瞬間でしたね」

元々はリビングで飼っていたが、1年ほどして家を改築し、ガルー専用の部屋を作った。「SNSでガルーのことを発信するようになってから、メディアに取り上げられたり写真集を出版したりと、貴重な経験を多数させてもらっています」というげんさん。

「ある意味、ガルー中心に家が回っています。ただ、家族で旅行に行く回数がぐんと減ってしまったので、その点に関しては妻が少し不満がっていますね…」と、笑いながら語ってくれた。

■特に印象的だった写真集の出版とキャンプデビューについて
げんさんが特に印象に残っているというのが、2018年にガルー単独の写真集「ガルーさんの休日」を出版したこと。ガルーと過ごす休日の風景を、数々の芸能人を撮影してきた大のフクロウ好きカメラマン、黒須みゆきさんが密着撮影。ガルーの魅力が詰まった一冊だ。
「編集者やカメラマンと一緒に、ガルーを連れて琵琶湖やお寺を巡ったり、スタジオで撮影したりして、とても楽しい時間でした」と話す。

また、昨年にはガルーと一緒にキャンプデビューも。「夜、周りが静かになると、テントの中でガルーがホホーと鳴き始めるんです。その声に癒されながら寝ています」と、げんさん。

■命の危機に陥ったことも。事故や怪我には細心の注意を
ペットを飼うからには、その子の一生に責任を持つことを忘れてはいけない。ガルーを飼い始めてから1年くらいのころに、足を怪我したことがあったという。

「動物病院に連れて行くと、全身麻酔で怪我の治療をすることになって。先生から『助かるかどうかは五分五分』と言われ、目の前が真っ暗になったのを覚えています。あの時の恐怖を忘れず、事故や怪我がないよう細心の注意を払って飼育することを心がけています」

げんさんの撮影する写真や動画をみて、フクロウを飼ってみたくなる人も多いだろう。お迎えするにあたって気を付けるべきことを聞いた。

「実際に僕のSNSやYouTubeを見て興味を持って飼い始めたという話をよく聞きます。まず気をつけて欲しいのは、終生飼育を前提としてお迎えして欲しいということ。『こんなはずじゃなかった』ということがないように、お迎えをする前には入念に下調べをしてほしいと思います」

適切な飼育環境を作れるか、家族の同意を得られるか、経済的な余裕はあるか、近くにフクロウを診れる病院はあるかなど、気にすべきポイントはいくつもある。飼育本やネットで情報収集するのもいいが、実際にフクロウを扱っているお店やフクロウカフェなどに行って、アドバイスをもらうのがおすすめだそう。

「フクロウは種類が違えば性格も変わりますし、飼育方法もガラッと変わります。自分が飼いたいフクロウはどんな子なのか、事前にしっかりと情報収集してから飼育を検討してほしいと思います」

■フクロウの魅力を日本中、世界中に伝えていきたい
げんさんの考えるフクロウの魅力とは?と聞くと「すべてです」との答えが。

「自然に生きる野生のフクロウは気高く尊いですし、ペットとして飼育するフクロウは愛らしく、賢くて信頼できるパートナーになります。日本では“福郎”や“不苦労”と呼ばれて縁起物とされていますが、海外ではそれ以上に“幸運を呼ぶ象徴”として昔から親しまれています。知恵の象徴、森の神と称える国があれば、逆に死の象徴、来世の案内者として恐れている国も。そんな不思議で魅惑的な生き物は、世界中を見てもフクロウくらいしかいません」

「いつも皆さんの温かい言葉に支えてもらいながら、ガルーは毎日元気に過ごしています。僕も立派な飼い主を目指して頑張りつつ、これからもフクロウの魅力を日本中、世界中に伝えていけたらと思っています」と、話すげんさん。これからもガルーはいろんな表情を見せてくれることだろう。

取材・文=江口琴音(glass)

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