コロナ禍でキャッシュレス決済や非接触サービスが進むなか、トレンドの発信地・中目黒にオープンしたテイクアウト専門のグルメバーガーショップが話題となっている。
「ブルースターバーガー」はオーダー、決済、受け取りまですべてを完全非接触で行うハンバーガーショップ。2020年11月にオープンすると、時代に即したシステムと184円〜という低価格だが本格的なグルメバーガーで連日客足が絶えない。
まずは「ブルースターバーガー」オリジナルアプリをダウンロード。必要情報を入力して会員登録すると、あとは簡単。好きなメニューを選び、ピクルスなどのトッピング有無を選択。支払いはクレジットカードまたはLINE Pay、メルペイ、PayPayから行う。購入が完了すると受け取り時間の目安と番号が表示されるので、ピックアップ時間内に店舗に取りに行く。好きな時間に好きな場所から、自分好みにカスタマイズして注文できるのがうれしい。
アプリをダウンロードしていなくても、店内のセルフレジでも注文可能。タッチパネルで好きなメニューを選んで、そのままキャッシュレス会計ができる。
自慢のグルメバーガーは、注文を受けてから一つ一つオープンキッチンで焼き上げる。生のまま鉄板で焼く100％ビーフのパティや、バターをスプレーで吹きかけて香ばしく、ふんわりとトーストするバンズなど、こだわりが満載だ。
商品ができあがるとスタッフが指定のロッカーに入れてくれるので、自分のロッカー番号・受け取り番号を確認してピックアップ。
セットのドリンクは袋の中にカップが入っているので、店内のドリンクバーで好きなものを選んで注ぐ。人気は自家製のレモネードで、瀬戸内産レモンのピール香を残しつつ甘さ控えめのスッキリとした味わい。オーガニックコーヒーは独自ブレンドした豆をアフターミックス焙煎(豆に合わせた最適な方法で焙煎してからミックスする製法)して使用している。
ハンバーガーのパティは肉の食感にこだわって数種の部位から厳選。冷凍していない生の100%ビーフパティで、旨味たっぷり。そこにマヨネーズやケチャップをベースに35種類以上のスパイスで調和したソース、シャキシャキの秦野ファームレタス、専用バンズなど、こだわり素材で包み込む。大きすぎず、手に収まる食べやすいサイズだ。
「おかげさまで好評をいただいており、フランチャイズ展開も視野に、2021年内には中目黒のほかにも店舗を拡大していく予定です」そう語る代表の西山泰生さんは、なんと現役大学生。IT企業でのインターンや飲食での経験をもとに、飲食をより魅力のある業界にしていきたいと奮起。「元々はコロナ前の一昨年から企画をしていました。おいしいものをリーズナブルにお届けするために、客席がなくテイクアウトに特化することでコストを商品に集中しました。待つことも、現金に触れることもなく、ニューノーマルにも適応した店舗です」と語ってくれた。
若い社長ならではの感性で、内装も抜かりなし。基本的に店内での滞在時間は短いが、だからこそ楽しい気持ちになれるような雰囲気となっている。また、店内は3分で空気を入れ替えるハイパワーな排気ダクトで換気し、もちろん店内の入口には非接触体温計と消毒液も設置している。
できたてのグルメバーガーを待たずにお手軽価格で楽しめる新感覚のバーガーショップ。目黒川からも程近い立地なので、密を避けて川沿いや近隣の公園で味わってみてはいかが？
■ブルースターバーガー 中目黒店
住所：目黒区上目黒3-1-4 グリーンプラザビル1F
電話：03-6712-2529
時間：10:00〜20:00(LO19:30)※食材がなくなり次第終了
休み：なし
席数：なし
交通：中目黒駅より徒歩3分
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※新型コロナウイルス(COVID－19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
取材・文＝本間奈保子/撮影＝遠藤潤
