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子どもと日本美術の関係に迫る、滋賀県の彦根城博物館で「子どもをめぐる美術―祈りから遊びまで―」開催

  • 2021年1月12日
  • Walkerplus

滋賀県彦根市にある彦根城博物館で、テーマ展「子どもをめぐる美術―祈りから遊びまで―」が2月2日(火)まで開催中。

日本の美術工芸品には、絵画、彫刻、陶磁器、染織などジャンルを問わず子どもにまつわる作品が数多くある。本展は、子どもをめぐるさまざまな作例を展示し、その多様さとともに、子をめぐる営みやそこに込められた人びとの想いを紹介するテーマ展だ。

現在のように医療が発達していなかった江戸時代以前には、幼くして亡くなる子どもが少なくなかった。そのため、生後はじめて氏神に参詣する宮参りや、最初に迎える上巳(じょうし)の節句をはじめ、子の健やかな成長を祈るさまざまな儀礼が行われ、これらにあわせて、雛人形や五月人形などの道具が調えられた。また、遊びの道具、手習いのための書籍といった、子どもの遊びや学びに関わる作例もまた、子どもをめぐる営みの中で作られたものといえる。

一方、子どもを主題とする作品では、子孫繁栄という吉祥の意味が込められた「唐子髷(からこまげ)」を結った子どもを表わした作品が多く見られる。また、古来、日本では、子どもは神に近い聖なる存在ととらえられており、永遠の若さを保つ少年を表わした能面の童子や童形(どうぎょう)の祖師像などに、神聖な存在としての子どもの表現を見ることができる。

健やかな成長を祈る節句の人形や、吉祥を意味する大勢の唐子を描く絵画、遊び道具まで、子どもをめぐる作品を鑑賞できるテーマ展「子どもをめぐる美術―祈りから遊びまで―」に出かけよう。

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三密回避/体調不良時・濃厚接触者の来館自粛/咳エチケット/入館時の手指消毒・検温/マスク着用/混雑時の入館制限
【その他】
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※取材時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防対策・その他の最新情報は、公式サイト等でご確認ください。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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