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【コロナ対策情報付き】大本山 増上寺は600年の歴史をもつ日本有数の大寺院!その見どころを徹底紹介

  • 2020年9月25日
  • Walkerplus

大本山 増上寺の歴史や見どころなど、おでかけの際に知っておきたい情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

■大本山 増上寺ってどんなところ?激動の近世を生き抜いた浄土宗七大本山の一角
1393年(明徳4年)、浄土宗第八祖酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人によって開かれた増上寺。1598年(慶長3年)には現在の芝の地に移転し、徳川家の菩提寺、浄土宗学制の総録所として常時3000名の僧侶が修行に励む寺院となる。江戸時代に隆盛を極めた増上寺だが、その後廃仏毀釈や大火による本堂の焼失、昭和の戦災によって多くの堂宇を失う。しかし1974年(昭和49年)に現在の本堂を再建。その後も長い年月をかけて境内の堂宇を整備し今の姿へと続いている。約53000平方メートルもの広大な境内に立ち並ぶ諸堂宇や歴史的価値の高い建築物、そして数々の文化財・宝物など、増上寺の豊富な見どころを一挙紹介していこう。

■【見どころ1】東日本最大級!江戸の面影を残す三解脱門
都内でも有数の古い木造建築物であり、東日本最大級の規模を誇る三解脱門。1622年(元和8年)に建立され、増上寺が江戸の初期に大造営された当時の面影を残す唯一の建造物で、国の重要文化財に指定されている。ちなみに三解脱門とは「むさぼり・怒り・愚かさ」を解脱する門のことで、その威厳あるたたずまいは迫力満点だ。

■【見どころ2】今はなき徳川将軍霊廟を再現
本堂の地下1階に開設された宝物展示室では、増上寺所蔵の「五百羅漢図」などの寺宝が展示されている。一番の注目は中央に展示されている、徳川2代将軍秀忠公のご霊廟を10分の1スケールで再現した「台徳院殿霊廟模型」。戦災で消失し、今ではモノクロ写真でしか往時の姿をしのぶことができないご霊廟を忠実に再現し、国宝にも指定された壮麗な当時の姿を現在に伝えてくれる。入館料は一般税込700円、中・高生税込300円、小学生以下無料。

■【イベント・混雑状況】黒本尊とご縁を結ぶ、年3回の御開帳
本殿の右側、安国殿に安置されている秘仏「黒本尊阿弥陀如来」。徳川家康公の念持仏であり、出陣の際には戦勝を祈願して共に戦場に赴いたと伝えられる霊験あらたかな本尊は広く庶民の信仰を集めてきた。その黒本尊は正月、5月、9月の各15日に御開帳となり、祈願の法要が営まれる。他にも節分追儺式や増上寺七夕まつりなどの季節に合わせた行事や、関東近県の物産展が開催されるふれあいフェアなど、年間を通して多くの行事・イベントが開催され、参詣者を楽しませている。行事がない日は特に混雑はしないとのことなので、ゆっくり参詣したい人は行事のない日に出かけよう。行事については公式サイトより年間の行事スケジュールをチェックしよう。

■【お土産】2020年限定の「勝運お守り」で厄災に打ち勝つ!
黒本尊のご加護のもと一人ひとりの個性を磨くお守りとして、また家康公が戦国の世を平定し平和な時代を築いたように、厄災に「打ち勝つ」という思いが込められた「勝運お守り」。2020年限定のお守りで、仏教の五輪(空・風・火・水・地)を5色で表現している。他にも各種お守りや黒本尊のお札、御朱印帳など多くの領布品を取り扱っているのでチェックしてみよう。

■【新しい楽しみ方・回り方】スマホアプリで増上寺ガイド
増上寺では、アプリによるガイドを実施している。App storeやGoogle Playから「スマリサ」アプリをダウンロードし、アプリを開いたらガイドスタート!境内各所に設置されたビーコンに近づけば自動で情報を入手し、建物の名前やその歴史についてより深く知ることができる。ガイドは日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応。さらに俳人の黛まどかさんによる音声ガイドもあり、柔かな美声で増上寺についてわかりやすく解説をしてくれる。

■【アクセス・所要時間】入館料・拝観料と所要時間もあわせてチェック
敷地裏にそびえ立つ東京タワーが目印の増上寺。駐車場はなく、参詣は公共の交通機関の利用がオススメだ。JR線・東京モノレール浜松町駅から徒歩10分、都営地下鉄三田線御成門駅から徒歩3分、芝公園から徒歩3分、都営浅草線・大江戸線大門駅から徒歩5分、赤羽橋駅から徒歩7分、東京メトロ日比谷線神谷町駅から徒歩10分と、主要な駅から全て徒歩圏内とアクセスは抜群!

参詣は無料だが、大殿本堂の地下にある宝物展示室の入館料は一般税込700円、中・高生税込300円、小学生以下無料。徳川将軍墓所の拝観には拝観冥加料500円(高校生以下無料)。両方を楽しめるセット券は税込1000円。どちらも毎週火曜が定休日(祝日の場合通常通り公開、拝観可)となっている。展示の観覧や境内の散策の所要時間は約1時間を想定しておこう。

■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・建物内に入る際は、手指の消毒と間隔の確保にご協力ください。
・共有施設の定期的な清掃・消毒・換気を行なっています。
・各所にアルコール消毒液を設置しています。
・従業員は毎日の検温やマスクの着用など、徹底した予防対策を行っています。

取材・文=小川伸晃

<施設情報>
住所:東京都港区芝公園4-7-35
アクセス:【電車】都営地下鉄芝公園駅または御成門駅から徒歩3分。都営地下鉄大門駅から徒歩5分。都営地下鉄赤羽橋駅から徒歩7分。JR浜松町駅から徒歩10分。東京メトロ神谷町駅から徒歩10分
営業時間:9:00~17:00、宝物展示室は10:00~16:00、徳川将軍家墓所特別拝観は10:00~16:00(最終入場15:45)
定休日:なし※宝物展示室と徳川将軍墓所は火曜(祝日の場合は通常通り拝観可)
駐車場:なし
料金:参詣無料。宝物展示室は入館料税込700円、中・高生税込300円、小学生以下無料。徳川将軍墓所の拝観冥加料は500円(高校生以下無料)。両方入れるセット券は税込1000円

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年8月時点の情報です。

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