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【コロナ対策情報付き】吉野ヶ里歴史公園の見どころを徹底紹介!日本最大級の弥生時代の遺跡は必見

  • 2020年9月30日
  • Walkerplus

吉野ヶ里歴史公園の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

■吉野ヶ里歴史公園ってどんなところ?日本最大級の弥生時代の遺跡の貴重な資料が見られる
佐賀県神埼市と吉野ヶ里町にまたがり、日本各地にある弥生時代の遺跡の中でも、国内最大級の弥生時代の環壕集落跡である吉野ヶ里遺跡。その遺跡を中心に弥生時代の雰囲気が感じられるのが、吉野ケ里歴史公園だ。発掘された貴重な資料などが見られるだけでなく、遊具で遊べたり、おいしいグルメが食べられたりと、魅力にあふれる吉野ケ里歴史公園を徹底紹介する。

■【見どころ1】環壕集落ゾーンで弥生時代の人々の生活を体感
吉野ヶ里遺跡の保存および活用を図るために整備が進められた吉野ケ里歴史公園。園内は約117ヘクタールもあり、4つのエリアに分かれている。なかでも押さえておきたいのは、弥生時代の環壕集落の様子が見られる「環壕集落ゾーン」。南内郭には、物見櫓4棟や竪穴住居11棟をはじめ、集会の館など20棟の建物が復元されている。

また、北内郭には巨大な祭殿など9棟の建物が並んでいるほか、中のムラや南のムラと呼ばれるエリアでも吉野ヶ里集落の住居などが復元されており、実際に弥生時代の人々の生活スタイルを身近に感じることができる。さらに、遺跡から発見された貴重な資料が見られる展示室に加え、南のムラ内にある弥生くらし館には土器の復元作業を見学できる公開作業室があり、遺跡発掘についても詳しく知ることができる。

「環壕集落ゾーン」と同様、弥生時代の歴史にふれたいのであれば「古代の森ゾーン」もおすすめ。「古代植物の森」では、弥生時代の森に近い植生を再現しており、カシやシイなどの照葉樹林を中心に、コナラやクリなどの落葉樹が立ち並ぶ。こちらの樹木は、ダム建設により水没予定だった植生の近い樹林を、草木や土壌生物を含む表土ごと移植する“生態移植工法”により作られている。

そのほかにも、約500基の墓列が復元された「甕棺墓列」や、弥生時代の森と人との関わりをテーマにした植物資料の展示や植物を使った体験プログラムが楽しめる「古代の森体験館」もある。

■【見どころ2】遺跡だけではなく、遊具で遊んだりバーベキューも楽しめる!
吉野ケ里歴史公園の楽しいポイントは、遺跡だけではない。「古代の原ゾーン」には、「弥生の大野」と呼ばれる約6ヘクタールの芝生広場があり、さまざまなレクリエーションが楽しめる。のびのびと遊べる広場で、ビッグボールの無料貸し出しも行っている。

また、「遊びの原」には物見櫓風の展望台やローラー滑り台のほか、アスレチックやトランポリンなど10種類の遊具がそろっているので、小さい子供を遊ばせるのにもぴったり。ほかにも無料で遊べるグランド・ゴルフ場やディスクゴルフ場や、バーベキューができる野外炊事コーナーもあるので、さまざまな楽しみかたができるのもうれしいポイントだ。

■【効率的な回り方と楽しみ方】広報さんおすすめ!広大な環壕集落の見学はスポットを絞って
園内に復元された吉野ヶ里遺跡の環壕集落は、約40ヘクタールと広大。広報担当さんにおすすめの回り方を聞いてみると「環壕集落のメインスポットである“南内郭”、“北内郭”、“北墳丘墓”を見学するルートがおすすめです。ファミリーの方には、ふわふわドームやローラーすべり台などがある遊具エリア“遊びの原”が人気です。のんびりしたいときは、“野外炊事コーナー”でバーベキューをしながら1日過ごすのもいいですよ」と話してくれた。

また、広報担当が薦める楽しみ方は、音声ガイドペン(レンタル料500円。別途返却時に返金される保証金500円が必要)の利用だ。専用ガイドマップとしゃべるペンを使って、聞きながら見どころを知ることができるので、より深く吉野ヶ里遺跡についての知識を得られる。

■【グルメ・お土産】入口ゾーンで吉野ヶ里遺跡らしいグルメ&お土産をゲット
吉野ヶ里歴史公園に入ってすぐにある入口ゾーン。ここには、公園のさまざまな情報を案内している歴史公園センターや、迫力ある大画面で公園の歴史などが見られるミニシアターがあるほか、レストランや売店も。レストランでは、吉野ヶ里ならではの地元食材を使った料理が味わえ、ランチの利用にはぴったり。なかでも有明海のあさりや海苔など佐賀の食材にこだわり、弥生時代をイメージした限定メニューの古代貝汁御膳(1530円・税込)はぜひ味わいたいメニュー。

また、売店には佐賀の特産品や公園のキャラクターグッズが並んでいる。吉野ヶ里歴史公園のシンボル「北内郭」をパッケージにした「吉野ヶ里歴史公園 プチショコラ」(400円・税込)は人気のお土産だ。

■【イベント】幻想的な雰囲気に包まれる冬のイルミネーション
数あるイベントの中でも、見逃せないのが、毎年冬至の時期に行われる「ライトアップイベント 吉野ヶ里 光の響」。環壕集落の復元された建物がライトアップされたり、キャンドル灯籠で地上絵が描かれたりするほか、花火やバルーンの夜間係留なども行われ、光と炎によって園内が幻想的な雰囲気に彩られる。

■【アクセス】混雑情報や所要時間、入園料もチェック
電車で訪れる場合は、最寄り駅はJR吉野ヶ里公園駅北口または神埼駅北口で、徒歩で約15分。車の場合は長崎自動車道東脊振ICで降り、約5分となっている。

入園料は、15歳以上の大人が460円(税込)、65歳以上は200円(税込)となっており、中学生以下は無料。また、毎年秋には入園無料日(2020年度の開催日は未定)があるので、お得に楽しめる。

園内をすべて楽しむには1日以上は必要になるため、まずは半日かけて環壕集落ゾーンを見学するのがおすすめ。吉野ヶ里歴史公園は、敷地が広いため、土日や祝日でもそれほど混雑しないので、ゆっくりと見学できる。

■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・各入園口や園内の各屋内施設へのアルコール消毒液の設置
・全スタッフのマスク着用、および来場者へのマスク着用のお願い
・屋内施設、復元建物内の手すり等のアルコール消毒液による清拭
・感染症対策に関する注意喚起の園内放送
・遊具利用前後のこまめな手洗い等のお願い

取材・文=小松孝裕(エンターバンク)

<施設情報>
・住所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
・アクセス:【電車】JR吉野ヶ里公園駅北口または神埼駅北口から徒歩15分
【車】長崎自動車道東脊振ICから約5分
・営業時間:4月1日~5月31日、9月1日~3月31日9:00~17:00。6月1日~8月31日9:00~18:00
・定休日:12月31日、毎年1月の第3月曜とその翌日
・駐車場:1080台 普通車310円(税込)/日、大型車1050円(税込)/日、二輪車100円(税込)/日、自転車無料 ※運転者および同伴者が身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている場合は無料(障害者1名の手帳提示で定員10名以下の車両が無料。11名以上の場合は2名の提示で無料)
・料金:大人(15歳以上)460円(税込)、シルバー(65歳以上)200円(税込)、団体割引あり。年間パスポート 大人(15歳以上)4600円(税込)、シルバー(65歳以上)2000円(税込)。中学生以下、および障害者手帳等持参者と介添者1名は無料。大人2日間通し券500円(税込)、シルバー2日間通し券240円(税込)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年8月時点の情報です。

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