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雨の日の花粉量はどうなる?次の日に晴れると要注意?

  • 2024年1月20日
  • tenki.jp

花粉症の方にはつらいシーズンが始まります。
一般的に、雨が降ると花粉の飛散は少なくなる傾向にあります。
ただ、雨が降った翌日には注意が必要で、もし晴れた場合には前日の数十倍〜数百倍の花粉が飛散するケースもあります。
また、雨が降って飛散量が少ないはずの日にも花粉症状が悪化するケースがあります。雨の日の翌日に注意するのは当然のこと、雨の日当日でも気を抜かず花粉症対策を行うことが。このつらいシーズンを乗り切るのに必要といえそうです。

雨の日は花粉飛散量が減少する

花粉に敏感な方々は、感覚的にもご存知かと思いますが、花粉の飛散量は、雨が降った日には少なくなります。

それは、雨が降って気温が低くなると、雄花が開きにくくなることで、放出される花粉の量自体が少なること、そして雨が降ることによって湿度が上昇することで、花粉が空気中の水分を吸収して、地面に落下しやすくなることが主な原因と考えられています。


雨の翌日、晴れた場合は花粉飛散量が大幅増!

さて、雨が降った日の翌日、晴れた場合の花粉量はどうなるのでしょうか?
上図が示す通り、花粉の飛散量は大幅に増加し、場合によっては、前日の数十倍〜数百倍の花粉が飛ぶこともあります。

なお、これは単に晴れの日のほうが雨の日と比べて飛散量が多いというだけでなく、晴れた日同士を比べても、前日に雨が降っていたほうが飛散量が多くなりやすい傾向にあることがわかっています。

それは、雨が降るとスギ花粉も雨粒と一緒に地面に落下してしまうため、雨天時は空気中を漂うスギ花粉も少なくなりますが、その翌日に晴れた場合、地面に落下したスギ花粉が乾燥して再び舞い上がるため、地面に落下していた花粉量の分だけ、通常より飛散量が多くなってしまうからです。

雨の日、花粉飛散量自体は少なくても花粉症状が悪化する場合も

雨が降ると花粉の飛散量は少なくなりますが、それでも花粉症状が悪化することがあります。
これは、雨が降ることそのものというより、気圧が下がることが主な原因で、この気圧の低下が身体の不調をきたし、通常より花粉に敏感になってしまうことが原因と考えられています。

雨が降っても降らなくても花粉対策が大事です

つまり、花粉対策を万全に行うには、雨の日も、そうでない日もしっかりと対策を行い、雨の日の翌日はより重点的に対策を行うことが大事です。
花粉対策としては、やむを得ず外出する際の対策や、帰宅後の対策、洗濯の際の対策など、特別なことをする必要はなく、日々の心がけでできるものが数多くあります。
1つ1つの対策を確実に行って、このつらい花粉シーズンを乗り切りましょう。

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