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神話を巡ろう!日本神話にまつわる九州のおすすめ登山ルート3選

  • 2023年9月13日
  • tenki.jp

九州には日本神話にまつわる舞台がいくつもあり、高千穂峰のように天孫降臨の伝説が残る山もあります。今回はそんな九州で日本神話を巡る、3つの登山ルートをご紹介します。いずれの山も神話を知っている人もそうでない人も楽しめる登山ルートになっています。

これから秋にかけてのシーズンは美しい紅葉も楽しめるので、ぜひ登山仲間とスケジュール調整をして、日本神話にまつわる九州の山を満喫してください。これまで登ってきた山にはない独特な雰囲気に惹かれて、大満足の登山になるはずです。

天孫降臨伝説が残る名山「高千穂峰」

高千穂峰は宮崎県と鹿児島県の県境に位置する火山で、山頂には霧島東神社の社宝である天逆鉾が崇められていることで知られている山でもあります。天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が降臨した山とも言われています。

また、坂本龍馬が新婚旅行で登っており、坂本龍馬が天逆鉾を引き抜いたというエピソードもあり、歴史好きなら必ず訪れたくなるような逸話が詰まっています。ちなみに現在の天逆鉾はレプリカとのこと。

そんな高千穂峰へのアクセス方法はいくつかありますが、おすすめなのは高千穂河原ビジターセンターから往復するコースです。きつい登り坂がありますが、霧島神宮の元となる古宮址や御鉢など見どころが多く、とても満足度の高いルートです。

都道府県:宮崎県、鹿児島県
標高:1,574m
ルート長(往復):5.1km(高千穂河原ビジターセンター 往復コース)
アクセス:霧島連山周遊バスで丸尾から約59分「高千穂河原」下車

神話だけでなく歴史も感じられる山
神話だけでなく歴史も感じられる山


もうひとつの天孫降臨伝説の山「二上山」

日本神話にはいくつもの解釈があり、瓊瓊杵尊が降臨したのは高千穂峰だとご紹介しましたが、実は高千穂(高千穂峰とは別の場所)にも天孫降臨伝説が残る山があります。それが二上山で、その名前の通り、雄岳と雌岳の2つの山頂があります。

二上山の山頂からは、ユネスコエコパークに登録されている高千穂町を一望できます。さらには二上神社の宮司の案内で二上山を登るトレッキングツアーなどもあり、高千穂の逸話を聞きながら山頂を目指すこともできます。

おすすめなのは、高千穂観光を兼ねて1〜2泊するというスケジュール。高千穂峡や天岩戸など見どころも多く、登山以外にも神話を感じられるスポットがいくつもあります。自然と歴史を感じられる登山旅。ぜひこの秋に計画を立ててみてください。

都道府県:宮崎県
標高:989m(雌岳)
ルート長(往復):930m(二上山女岳展望台登山口 往復コース)
アクセス:高千穂バスセンターから車で30分

高千穂観光と合わせて計画を立てるのがおすすめ
高千穂観光と合わせて計画を立てるのがおすすめ

美しい花が咲く神話の山「祖母山」

祖母山は大分県と宮崎県、熊本県の県境に位置する標高1,756mの山で、宮崎県の最高峰でもあります。神武天皇が海戦中に台風で船が転覆しそうになったとき、祖母・豊玉姫命の故国である祖母山に向かって祈念すると、波がおさまったという伝説があります。

日本百名山でありながらも、花の百名山に選ばれるなど、手つかずの自然を楽しめる日本百名山ということで、季節を問わず多くの登山客が祖母山に集います。登山ルートがいくつもありますが、まずはアクセスしやすい神原登山口からの往復コースがおすすめです。

かつては交通の便が悪く、マイカーやレンタカーでアクセスする必要がありましたが、周辺エリアがユネスコエコパークに登録されたことで直通バスが運行開始となっています。予約が必要ですがアクセスが格段に良くなっていますので、過去に断念したという人も、この秋の登山プランのひとつに入れてみてはいかがでしょう。

都道府県:大分県・宮崎県・熊本県
標高:1,756m
ルート長(往復):約7.7km(神原登山口 往復コース)
アクセス:JR九州豊肥本線・豊後竹田駅からバスで登山口(要予約)

手つかずの自然を楽しみながら山を登れます
手つかずの自然を楽しみながら山を登れます

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