サイト内
ウェブ

今週後半にかけて季節外れの暑さ続く 東京は連日のように夏日 早めの熱中症対策を

  • 2024年4月14日
  • tenki.jp

今週後半にかけて季節外れの暑さが続き、最高気温は25℃以上の日も多くなるでしょう。まだ暑さに体が慣れていない時期ですので、熱中症には注意が必要です。天気は短い周期で変化する所が多くなるでしょう。

1週目15日〜21日 季節外れの暑さ続く 熱中症に注意

画像A

今週のポイントは「季節外れの暑さが続く」です。最高気温が25℃以上の夏日が多くなるでしょう。暑さに体が慣れていない時期ですので、熱中症に注意が必要です。では、詳しく見ていきます。

明日15日(月)は、高気圧が日本の東に移動し、九州には前線が近づくでしょう。晴れる所が多くなりますが、九州や沖縄では雨が降り、雨脚の強まる所がありそうです。四国や中国地方も夜は雨の降る所があるでしょう。

明後日16日(火)は、気圧の谷が日本付近を進むでしょう。近畿から九州にかけては雨が降りやすいですが長い時間降る雨ではなさそうです。北海道から東海は、晴れ間はありますが、にわか雨に注意が必要です。

17日(水)は、北海道は気圧の谷の影響で雨が降りやすいでしょう。東北から近畿にかけても、雨の降る時間はありますが、日差しは届きそうです。

18日(木)から20日(土)は、大陸から進んでくる前線が九州や本州南岸付近を通過するでしょう。20日(土)を中心に雨の降る所が多くなりそうです。

21日(日)は、低気圧や前線は日本に東に離れ、高気圧に覆われるでしょう。そのため、おおむね晴れる見込みです。

最高気温は、東京と名古屋では19日(金)にかけて25℃以上の日が多くなるでしょう。湿度は比較的低いため、夏のような蒸し暑さではありませんが、季節を1か月以上も進めたような暑さとなりそうです。大阪や福岡も25℃くらいまで上がる日が多いでしょう。仙台も22℃前後で6月上旬くらいの気温となりそうです。札幌は明日15日は23℃予想で、その後も18℃前後の日が多いでしょう。急に暑くなると体が付いていけないこともあり、体調を崩す恐れもあります。こまめな水分補給や暑い時間帯は風通しを良くするなど、暑さ対策をしてお過ごしください。

最低気温も平年を上回り、強い冷え込みはなさそうです。それでも日中が暑いくらいなので、朝晩との気温の変化は大きいでしょう。脱ぎ着しやすい服装を選んで、上手に調節なさってください。

桜前線は津軽海峡越えへ

画像B

3月23日に高知から始まった今年の桜(ソメイヨシノ)も、終盤を迎えています。まもなく桜前線が津軽海峡を越えて、北海道に到達する見込みです。

日本気象協会が発表している桜開花予想によると、今日14日(日)に青森で開花の予想で、21日(日)には函館で桜の便りが届く見通しです。札幌は23日(火)に開花し、終点にあたる釧路では5月8日(水)のゴールデンウィーク明けとなるでしょう。また、満開の予想は、青森4月19日(金)、函館26日(金)、札幌27日(土)、釧路5月9日(木)です。

2週目22日〜27日 低気圧や前線が次々と通過で雨の日が多い

画像C

期間後半になると、沖縄や九州から関東では雨や曇りの日が多くなるでしょう。

22日(月)は、北海道から九州にかけて晴れそうです。

23日(火)以降は、日本の南を次々と気圧の谷が通過する予想で、23日(火)は東海から九州、沖縄で雨が降り、24日(水)には関東まで雨の範囲が広がりそうです。25日(木)は、東北から近畿で雨が降るでしょう。まだ少し先なので、予報が変わる可能性もありますが、気圧の谷の進むコースによっては、雨が強まり、局地的な大雨になることもあります。最新の情報を確認するようにしましょう。

26日(金)は、日中は晴れる所が多くなりますが、27日(土)には再び西から天気が崩れそうです。

北海道は、高気圧に覆われて晴れる日が多くなりそうです。

最高気温は、札幌では22日(月)は平年並みの12℃の予想ですが、23日(火)以降は平年を上回り、20℃前後の日も多いでしょう。仙台は18℃から23℃くらいと、5月上旬から6月上旬並みで、こちらも日中は比較的過ごしやすい気温となりそうです。東京や名古屋、大阪、福岡は25日(木)にかけては22℃前後と平年並みかやや高い予想です。26日(金)と27(土)になると25℃と暑くなるでしょう。那覇は連日27℃前後の予想です。

熱中症を引き起こす条件

画像D

熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
tenki.jp