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岩手県など東北北部太平洋側でドカ雪 50センチ以上の積雪 交通障害に警戒

  • 2024年2月27日
  • tenki.jp

今朝(27日)は、岩手県など東北北部の太平洋側でたった3時間で20センチ以上の雪が降り、積雪が50センチ以上になるなど、ドカ雪となっています。朝の通勤、通学の際など、大雪による交通渋滞など交通機関への影響に警戒をしてください。

3時間に20センチ以上の降雪

今朝(27日)は、低気圧が発達しながら日本の東を北東へ進み、気圧の谷が三陸沖を南下しています。そのため、北海道や東北、北陸を中心に広く雪が降っています。特に東北北部の太平洋側では雪の降り方が強まっていて、ドカ雪となっている所があります。

午前4時までの3時間に降った雪の量は、岩手県宮古市で27センチ、岩手県岩泉町で26センチとたった3時間で30センチ近くも降り、観測開始以来最も多い記録となっています。午前4時現在の積雪の深さは、岩手県宮古市で50センチ、久慈市で51センチ、岩泉町で42センチ、青森県八戸市で39センチなどと、平年をはるかに超えるほどの積雪となっています。また風も強く、ふぶいている所もあります。

午前4時現在、岩手県沿岸北部には大雪警報と暴風雪警報、波浪警報が発表されています。特に朝の通勤、通学の時間帯は、大雪による交通渋滞など、交通機関への影響に警戒をしてください。

短時間の大雪 注意点は

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① 道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。

② 「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。

③ 道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。

このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。

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