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日差し有効に 明日14日バレンタインデー西から下り坂 15日は春一番か 荒天警戒

  • 2024年2月13日
  • tenki.jp

天気変化が早くなっています。3連休明けの今日13日(火)は全国的に晴れますが、明日14日(水:バレンタインデー)は、早くも西から天気は下り坂。15日(木)は全国的に雨や風が強まり「春一番」の可能性。「春一番」は荒天をもたらすため警戒が必要です。

14日(水)西から天気が下り坂 15日(木)「春一番」か

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今日13日(火)は、全国的に晴れて4月並みの陽気の所が多いですが、天気変化が早いです。明日14日(水)は、西から前線が延びてくるため、九州など西から天気下り坂。

15日(木)は、前線を伴った低気圧が北日本へ進み、低気圧から延びる前線が本州を南下する見込みです。全国的に雨や風が強まり荒天に警戒が必要です。

(警戒ポイント)
① 15日(木)夜遅く中心に、能登半島地震の被災地を含めた北陸の沿岸部では、前線通過時に短時間に降る強い雨や突風など、激しい現象が起こる恐れがあるため警戒が必要です。

② 15日(木)、東京湾沿いを中心に南風がかなり強まる見込み。15日(木)昼前から風速10m/s以上、夕方〜夜は14〜15m/sの予想。15日(木)は、「春一番」を観測している九州〜関東・北陸で、春一番が発表される可能性が高いです。

14日(水)の天気 気温高い4月並みのバレンタインデー

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明日14日(水)は、西から天気が下り坂。九州は昼頃から雨が降り出し、雷を伴い強く降る所もあるでしょう。夜は中国・四国や、新潟から東北にかけても所々で雨となるでしょう。

雨の所も気温は高く、最高気温は九州〜東北南部にかけて18℃前後の予想です。東京都心は19℃と4月中旬並み。札幌も10℃まで上がり2月としては記録的な暖かさとなりそうです。

15日(木)の天気 雨・風強まり荒天の恐れ 東京などで「春一番」か

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15日(木)は、全国的に雨で沿岸部を中心に風が強まるでしょう。特に、低気圧に近い北日本や東日本で風が強まり、横殴りの雨となる所もありそうです。

関東は地形的に雨が降りにくいですが、東京都心でも風速10m/s以上が予想され、「春一番」の可能性が高いです。

15日(木)いっぱいは暖かい空気に覆われるため、気温が高く、冷たい雨にはならない見込みです。多雪地帯では、雪解けが一気に進むため、洪水や雪崩など融雪災害に注意が必要です。

「春一番」は、日本海で低気圧が発達し、全国的に大荒れの天気をもたらすため警戒が必要です。

融雪災害に注意

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暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

② 雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。

③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

春一番の条件

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「春一番」は、全国で観測しているわけではありません。発表しているのは、九州〜関東・北陸です。上の図は、「春一番」の条件をまとめたものです。共通の条件は、「立春から春分の間」と「南よりの風(東南東〜西南西)」です。風速など、地域によって少し違います。

一方、北海道、東北、沖縄は発表していません。北海道では根雪がなくなるのは例年4月になってから。春一番というよりは、その後の吹雪がまだ目立つ頃。春一番の条件になるような気圧配置の時は、荒れた天気になることが多く、雪や吹雪によって、災害が起こる危険があるため、発表がありません。また、沖縄ではすでに夏日になる事もあり、春一番という印象からは遠い気候ということで発表はありません。

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