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1か月 全国的に高温 早い春の訪れか 花粉の本格飛散迫る

  • 2024年1月25日
  • tenki.jp

今季最強寒波が抜けた後は気温上昇へ。気象庁は今日25日、この先の1か月予報を発表。全国的に気温は平年より高い傾向。特に、1月31日以降は東北から九州、沖縄まで「かなり気温が高くなる」可能性も。雪の多い所は雪崩や落雪に注意。花粉の本格飛散も迫るため、早めの対策を。

寒気の影響受けにくい 全国的に高温 雪少ない

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気象庁は今日25日(木)、この先の1か月予報を発表しました。期間は1月27日(土)〜2月26日(月)です。
この期間は、寒気の影響を受けにくく、全国的に気温は平年より高くなるでしょう。

1か月を通すと、気温は高い傾向ではありますが、まだ上空に寒気が流れ込むたびに、気温はがくっと下がり、真冬の寒さが戻る日もある見込みです。比較的暖かな日が多い中、急に気温が下がる日もあるため、寒暖差は大きく体に堪えそうです。令和6年能登半島地震の被災地では、避難生活が長引く中、まだまだ低体温症に気を付けながら過ごす必要があるでしょう。急な寒さに備えて、できるだけ防寒グッズを揃えておくことが必要です。

また、日本海側の雪も平年に比べて少ない見込みです。ただ、昨日24日(水)から今日25日(木)にかけてのように、一時的でも強い寒気が南下すると、局地的に大雪となる恐れがあります。雪の予想される日には、安全に過ごせるように早めの対策を行いましょう。

広く「高温に関する早期天候情報」が発表 10年に一度程度の高温か

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気温は、特に、期間の前半が「かなり高くなる」見込みです。

今日25日(木)、東北、関東甲信、東海、北陸、近畿、中国地方、四国、九州北部、九州南部、沖縄・奄美地方に「高温に関する早期天候情報」※が発表されました。

東海から西では1月31日(水)頃から、関東甲信は2月1(木)日頃から、北陸や東北は2月3日(土)頃から、気温が平年に比べて「かなり高くなる」可能性があります。積雪の多い所では、一気に雪解けが進む恐れがあります。雪崩や屋根からの落雪に十分ご注意ください。
また、高温に弱い農作物の管理などには注意が必要です。

※「早期天候情報」とは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温や低温、降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に、情報を発表します。

スギ花粉 本格飛散迫る

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先週18日(木)、日本気象協会は「2024年春の花粉飛散予測(第3報)」を発表しました。
2024年春のスギ花粉は、九州〜関東の一部で2月上旬から飛散開始となり、例年並みか例年より早いスタートになるでしょう。来週中頃から気温が平年に比べてかなり高くなる見込みで、スギ花粉の飛散開始が迫ってきたと言えそうです。

花粉の飛散量は、多くの地域で例年並みかやや多い見込みです。スギ花粉の飛散がピークを迎える時期は、九州から関東で2月下旬から3月上旬となるでしょう。

春一番が吹くような、風が強く急に暖かくなる日があると花粉の飛散量が一気に増えて、ピークの時期が早まることも考えられます。症状のひどい方は、花粉のピークを迎える前から、万全な花粉対策を心がけた方が良さそうです。

花粉の飛散開始日とは

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「花粉の飛散開始日」とは、スギの花の開花日ではありません。1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日を、その観測地点の「花粉の飛散開始日」としています。

(上の図にある花粉飛散開始例の3日目や6日目のように、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を観測しても連続していなければ飛散開始とはなりません。この場合、2日連続して観測した最初の日である9日目が「飛散開始日」となります。)

そのため、「花粉の飛散開始日」よりも前でも、気温の高い日などは、1平方センチメートルあたり1個未満という少量の花粉が飛び始めていることもあります。敏感な方は、わずかな花粉でも、症状がでることがありますので、注意が必要です。
「花粉の飛散開始日」前だから、と油断しないで、早めに対策を、心がけてください。

太平洋側で雨多い 南岸低気圧にも油断せず

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1か月の降水量は、西日本の太平洋側で平年よりも多くなるでしょう。
東日本太平洋側から西日本付近では低気圧や前線の影響を受けやすく、2月ごろから平年に比べて曇りや雨の日が多くなるでしょう。また、沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多くなりそうです。

周期的に雨が降りやすく、天気の変化が早く、寒暖差も大きいでしょう。関東や東海の太平洋側は、2月も南岸低気圧のよって大雪の降りやすいシーズンが続きます。気温が高めの傾向で油断しがちですが、雪が予想される場合は、早めに備えるなど気象情報に十分ご注意ください。

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