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1か月 寒さ底となるシーズン 高温・雪少ない傾向 周期的な寒波注意

  • 2024年1月11日
  • tenki.jp

気象庁は今日11日、この先の1か月予報を発表。一年の中で寒さが底となる時期ですが、この先も寒気の影響を受けにくく、全国的に気温は平年より高い傾向。西日本は平年よりかなり高くなる所も。降雪量は西日本日本海側で平年より少なく、北陸も平年並みか平年より少ない見込み。

一年で最も寒さ厳しい「寒の内」 高温傾向も寒気注意

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気象庁は今日11日(木)、この先の1か月予報を発表しました。期間は1月13日(土)〜2月12日(月)です。

1月20日(土)は一年で最も寒さが厳しい頃とされる「大寒」となります。ちょうど今の時期、1月6日(土)「小寒」から2月3日(土)「節分」にかけてを、一年の中で寒さが厳しい「寒中」や「寒の内」と呼びます。

例年、寒さが最も厳しい頃ではありますが、寒気の影響を受けにくい状況が続き、全国的に気温は平年より高い傾向となるでしょう。
西日本では、期間の前半はかなり気温が高くなる所がある見込みで、今日11日(木)、九州北部、九州南部、沖縄・奄美地方に「高温に関する早期天候情報」が発表されました。沖縄地方では17日(水)頃から、奄美地方や九州南部、九州北部は18日(木)頃から、気温が平年に比べて「かなり高くなる」可能性があります。高温に弱い農作物の管理などには注意が必要です。

1か月を通すと、気温は高い傾向ではありますが、寒気が南下するタイミングで寒中らしい寒さとなるため、寒暖差は大きく、体に堪えそうです。

ちょうど来週にかけて、日本付近には周期的に強い寒気が南下し、北日本を中心に、平年並みか平年を下回る寒さとなるでしょう。令和6年能登半島地震の被災地も凍える寒さが続きそうです。物資が行き届かない中でなかなか難しいかもしれませんが、できる限り暖をとって、安全な場所でお過ごしください。

全国的に、1月末から2月上旬頃は、寒気の影響を受けやすくなり、寒中らしい寒さとなるでしょう。比較的、この時期としては気温の高い日が続いた後に、厳しい寒さとなるため、体に堪えそうです。被災地では、避難生活が長引く中、まだまだ低体温症に気を付けながら過ごす必要があるでしょう。

北日本と北陸 降水量・日照時間は平年並み

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この先の降水量と日照時間は、北日本と北陸は平年並みでしょう。
一方、低気圧の影響を受けにくい西日本や東日本の太平洋側は、降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い見込みです。

関東も比較的晴れる日が多い予想ですが、南岸低気圧の影響を受けやすくなる頃です。関東の南を低気圧が通過したり、上空に強い寒気が南下したりするタイミングで、雪が降りやすくなる時期です。
冬型が強まる13日(土)は、北陸から北の日本海側に加えて、関東北部や山梨県、長野県でも大雪の予想が出ています。週末は大学入学共通テストが開催されますが、雪予報のエリアでは、交通情報などに気を付けて、時間にゆとりを持ってお出かけください。

令和6年能登半島地震の被災地である北陸地方では、この先1か月の降水量、日照時間は平年並み、降雪量は平年より少ない見込みです。
近い予報では、明日12日(金)は石川県で「警報級大雨」となる可能性があり、その後13日(土)には雪に変わり強まるでしょう。週明け15日(月)から16日(火)も雪が降り、風も強まる見込みで、被災地でも積雪が増える恐れがあります。

少しの雨でも土砂災害の危険度が再び高まる恐れがありますし、雪によって、路面の状況がさらに悪化する所もあるでしょう。新たな災害に十分警戒し、できるだけ安全で暖かい場所で身を確保してください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

風雪・大雪・低温に伴うリスク

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風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。

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