中国地方は、あす26日の夜から再び上空に強い寒気が流れ込み、27日は山陰を中心に大気の状態が非常に不安定になる見込みです。強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風やひょうに注意が必要です。
中国地方は、あす26日の日中いっぱいは高気圧に覆われて、晴れる見込みです。汗ばむ陽気となるでしょう。
ただ、夜は上空5500m付近に寒気が流れ込むため、大気の状態が不安定となる見込みです。夜は山陰で天気が急変し、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。
あさって27日は、日本海を気圧の谷が通過し、湿った空気が流れ込む見込みです。また、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。山陰や山陽北部を中心に断続的に雨が降り、局地的に雷雲が発達する見込みです。
発雷確率は昼前から夕方にかけて、山陰を中心に特に高くなっています。
急な強い雨や、落雷や竜巻などの激しい突風の恐れがあります。晴れ間の出る山陽南部でも天気の急変に注意が必要です。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
また、ひょうが降る恐れもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
外にいる時に「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」場合は、雷雲が近づいているサインです。
急に強い雨が降り、落雷する恐れがあるため、頑丈な建物内に入るなど、安全を確保していください。
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
雨雲レーダーをチェックするなどして、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待つようにしてください。
