きょう25日の関東は、大気の状態が非常に不安定。午後は山沿いからにわか雨や雷雨が起こりやすくなり、夕方から夜にかけては、都心でも突然強い雨が降ったり、雷が鳴る可能性も。竜巻などの激しい突風やヒョウなどにもご注意ください。外出は短い時間でも雨具を。
きょう25日は、日本付近は高気圧と高気圧の間を、寒気を伴った気圧の谷が日本海に進んでいます。
日本の上空約5500メートルには、マイナス21度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込んで、中国地方から東北にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定となっています。
雨雲の様子を見ると、関東北部の山沿いを中心に、局地的に雨雲が発達しています。
栃木県那須郡那須町ではヒョウが降ったとの情報もありました。
関東は、きょう25日夜にかけて、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
関東北部の山沿いほど雨や雷雨の可能性が高くなり、夕方から夜にかけては、東京都心など南部でも一時的に雨がザっと強まったり、雷が鳴ったり、突風が吹く恐れがあります。
天気の急変に注意し、積乱雲が近づく兆しがあった際には、早めに安全な建物に移動するようにしてください。
雷雨の起こりやすい時間帯が、ちょうど帰宅時間帯と重なりますので、お帰りの際は、十分ご注意ください。
雷雲が近づいた場合、家の中にいても、身を守るためにやっていただきたいことが2つあります。
1つめは、窓から離れて、家の中央に避難することです。雷が鳴る時には、突風が吹くこともあり、突風によって窓ガラスが割れる恐れがあります。雷が鳴っているかどうか、外の様子が気になるかもしれませんが、窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。特に、大きなガラス窓の下や周囲は、大変危険ですので、絶対に近づかないでください。
2つめは、雷が近づいたら、家電製品のコンセントを抜くことです。雷が落ちると、パソコンなどが故障する場合がありますが、それを防ぐのは簡単です。コンセントを抜くだけで、雷から家電製品を防護できます。
雷の音が聞こえなくなっても、20分くらいは、むやみに外に出ないでください。
