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台風14号「コイヌ」 強い勢力に発達しながら沖縄の南へ 日本列島への影響は?

  • 2023年9月30日
  • tenki.jp

台風14号「コイヌ」は、発達しながら、10月2日(月)から4日(水)頃にかけて沖縄の南を進むでしょう。先島諸島を中心に大荒れの天気や大しけとなる恐れがあります。西日本や東日本の南には前線が停滞し、前線に向かって、台風周辺の湿った空気が流れ込む見込みです。

台風14号の進路

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台風14号「コイヌ」が30日(土)午前3時にフィリピンの東で発生しました。

台風14号は、今後は北よりから次第に西よりに進路を変えて、予報円の中心を進めば、10月2日(月)から4日(水)頃にかけて沖縄の南を西へ進む予想です。海面水温が30℃以上と高い海域を進むため発達し、暴風域を伴って、3日(火)には「強い」勢力となるでしょう。台風の勢力とは最大風速で決まり、「強い」勢力とは強い方から3番目のレベルです。

5日(木)にはフィリピンと台湾の間のバシー海峡を進むでしょう。予報円がまだ大きいですが、進路の予想より、進む速度の予想に幅があるような状況です。

日本列島への影響は?

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沖縄では3日(火)から5日(木)頃にかけて波が高くなり、宮古島や石垣島など先島諸島では大しけとなる恐れがあります。先島諸島を中心に雨や風が強まり、大荒れの天気となる恐れもあります。最新の台風情報に注意し、早めの台風対策をなさってください。

また、前線が西日本から東日本の南に延び、前線に向かって台風周辺の湿った空気が流れ込むでしょう。前線の活動が活発化し、前線の位置によっては西日本や東日本の太平洋側に活発な雨雲がかかる可能性もあります。まだ前線の位置の予想に幅があるような状況ですので、最新の気象情報を確認してください。

高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで

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台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。

そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。

また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。

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