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31日 台風11号が沖縄に接近 西日本は大気の状態が非常に不安定 大雨の恐れ

  • 2023年8月31日
  • tenki.jp

きょう8月の最終日(31日)は、台風11号が沖縄に接近するでしょう。うねりを伴って大しけとなる見込みです。高波に警戒をしてください。また西日本は湿った空気が流れ込み、局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。大雨による土砂災害などに警戒してください。

きょうの天気図

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きょう8月の最終日(31日)は、朝鮮半島付近にのびる前線がゆっくりと東へ進むでしょう。また沖ノ鳥島近海にある台風11号が西北西に進む見込みです。西日本は、台風周辺からの暖かく湿った空気や、高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込みやすく、大気の状態が非常に不安定になりそうです。

台風11号が沖縄に接近 高波に警戒

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31日午前3時現在、台風11号は、沖ノ鳥島近海を1時間に15キロの速さで西北西に進んでいます。中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は30m/sで、暴風域を伴っています。

台風11号は次第に発達しながら、きょう31日から9月2日にかけて沖縄地方に接近する見込みです。沖縄本島や先島諸島は次第に雨が降り出し、風も強まるでしょう。沿岸の海域ではうねりを伴って、大しけとなる見込みです。高波に警戒が必要です。

31日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
沖縄本島地方 5メートル
大東島地方  7メートル
先島諸島   3メートル

また、31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は
沖縄本島地方 15メートル(25メートル)
大東島地方  20メートル(30メートル)です。
特に大東島地方は、きょう31日は強風にご注意ください。

なお、沖縄地方では、大潮の時期にあたるため潮位が高く、台風の接近に伴い、更に潮位が高くなる見込みです。沖縄本島地方では31日から9月2日にかけて、警報級の高潮となるおそれがあります。海には近づかないようにしてください。

西日本は大気の状態が不安定に

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台風11号の影響は西日本にも及ぶでしょう。西日本には台風周辺からの暖かく湿った空気が流れ込み、さらに高気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込みやすいため、大気の状態が非常に不安定になりそうです。

九州や中国、四国は雨の降る所が多いでしょう。局地的に雨雲が発達する見込みです。特に宮崎県の南東斜面や大分県などを中心に、雷を伴って滝のような非常に激しい雨が降り、大雨のおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

近畿や東海、関東、北陸、東北は朝から晴れる所が多くなりそうです。強い日差しが照りつけるでしょう。局地的な雨の可能性は低くなっていますが、東海や東北の一部で雨が降りそうです。東日本は台風からは離れていますが、東日本の太平洋側でも強い風が吹き、波が高くしける所があるでしょう。強風やうねりを伴った高波に注意してください。

北海道は雲が広がり、午後を中心に所々で雨や雷雨となるでしょう。

土砂災害の前兆

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西日本では大雨のおそれがありますので、土砂災害などに警戒が必要です。大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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