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W台風 台風9号と台風10号が8月最後の土日に接近 海のレジャーは高波に注意

  • 2023年8月26日
  • tenki.jp

台風9号と台風10号、2つの台風が8月最後の土日から来週にかけて日本に影響があるでしょう。特に海ではうねりを伴った高波により、海でのレジャーに注意が必要です。

台風9号 複雑な動きと長引く影響

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日本の近くには2つの台風があり、この土日を含め、来週にかけて影響があるでしょう。台風9号と台風10号それぞれの特徴をまとめました。

まず、フィリピンの東にある台風9号です。台風9号の特徴は、「動きが複雑」で、「遅い」ことです。26日6時現在、ゆっくり(時速9キロ以下)した速さで南南西に進んでいます。来週にかけてもスピードはあまり上がりません。進路は南よりに進んだあと、北に進路を変えてUターンする形で、先島諸島から台湾に近づく見込みです。動きが遅いため、先島諸島では影響が長く続く恐れがあります。また、「非常に強い」勢力まで発達して、先島諸島では猛烈なしけや大しけになるような高波や、暴風、大雨にも警戒してください。台風から離れた沖縄本島でもうねりを伴った高波に注意が必要となるでしょう。

台風10号 あす27日 関東に接近

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台風10号の特徴は、「日曜日から日本に近づく」ということです。26日6時現在、南鳥島付近を、北北西に進んでいます。あす27日(日)には、関東の東まで近づく見込みで、その後は、三陸沖から北海道の東へ進むでしょう。

こちらの台風は、あまり発達することなく、台風本体の雨雲も東日本や北日本にはかからないでしょう。それでも、海上の波は高くなりそうです。あす27日は関東周辺の海上でも影響がありそうです。8月最後の日曜日でもあり、海のレジャーを予定されている方は、うねりを伴った高波には十分に注意してください。

高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで

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台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。

そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。

また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。

台風が近づく前の対策 高波や高潮に備えて

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沿岸部では、台風による高波や高潮の恐れがありますので、次の3つのことに注意しながら、備えることが必要です。

1つめは、何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。

2つめは、大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。

3つめは、安全に行動できるうちに、避難(移動)しましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認して、早めに避難してください。

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