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次のまとまった雨はいつ? 台風や熱帯低気圧の動きに注意 前線活発化で大雨の可能性

  • 2023年8月24日
  • tenki.jp

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きょう24日、沖縄の南で台風9号が発生し、別の熱帯低気圧も今後台風に発達する予想です。来週は秋雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、広い範囲でまとまった量の雨が降る可能性があります。

週間天気 晴れ間があっても雲が広がりやすい

日本付近は緩やかに高気圧に覆われていますが、南から湿った空気が流れ込んでいます。そのため、大気の状態が不安定となっていて、きょう(24日)は九州・沖縄から北海道にかけて、あちらこちらで雨雲やカミナリ雲が発達しています。

あす(25日)から日曜日(27日)にかけても、全国的に大気の状態が不安定となり、晴れる所でも所々で雨雲やカミナリ雲が発達しそうです。天気の急変に注意が必要です。
月曜日(28日)と火曜日(29日)は、東日本や西日本では、高気圧に覆われて広く晴れる見込みです。一方、北日本には梅雨前線が停滞し、雲が広がりやすく、雨が降る所もあるでしょう。

水曜日(30日)以降は、台風9号が南西諸島に接近し、影響を及ぼすおそれがあります。

台風や熱帯低気圧の動向に注意

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沖縄の南では、きょう(24日)午後3時に台風9号が発生しました。今後、海面からのエネルギーの補給を受けて発達する見通しです。ただ、現時点では予報円が大きく、進路が定まっていません。この台風が北よりのコースをとるようになると、沖縄に影響を及ぼすおそれがあります。那覇は、来週水曜日(30日)と木曜日(31日)は雨が降る予想です。

また、日本の南方、マリアナ諸島には別の熱帯低気圧があり、24時間以内に台風に発達する予想です。こちらは、日曜日(27日)には小笠原諸島へ接近するおそれがあり、月曜日(28日)は日本の南へ進み、関東などに近づく可能性もあります。

秋雨前線が活発化 大雨の可能性も

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台風や熱帯低気圧の影響で、日本付近には熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込む予想です。そのため、来週水曜日(30日)以降は、東日本や西日本の太平洋側の地域を中心に、晴れ間は出ても雲が広がりやすい天気となりそうです。
一方、北日本では、秋雨前線が停滞する影響で水曜日以降も雲が多い予想です。この秋雨前線に向かって熱帯擾乱周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、さらには日本の東に中心を持つ高気圧の縁をまわって湿った空気が流れ込むため、前線に近い東北や北海道、さらに九州などでも、まとまった量の雨となる可能性があります。台風などとともに暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化するのは、大雨となるパターンの一つであるため、注意が必要です。

なお、熱帯擾乱の進路の予想には幅があるため、最新の情報を確認するようにしてください。また、例年8月・9月は台風の発生や接近が多い時期です。台風などが接近する前から備えを進めておいてください。

大雨への備え

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大雨に対して、事前に備えておくポイントは、次の3つです。

1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。

3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。

いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。

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