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台風7号お盆を直撃 14日〜警報級暴風・大雨の可能性 接近前から高波警戒 特徴は

  • 2023年8月11日
  • tenki.jp

週明けは台風7号が北上し、大荒れの天気となるでしょう。台風の接近前から局地的な大雨に注意、警戒が必要です。また、沿岸の波が次第に高くなるため、海のレジャーは無理をしないでください。14日頃から東日本や西日本は、警報級暴風や警報級大雨となる可能性があります。

台風7号 自転車並みの速度で接近 影響長引く恐れ

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非常に強い台風7号は、きょう11日午後5時には父島の北東約70キロを「ゆっくり」とした速さで北北西へ進み、小笠原諸島に最も接近しています。
父島では午後0時29分に、最大瞬間風速31.2m/s(北北東の風)を観測しました。

台風はこの後も、非常に強い勢力を維持して小笠原諸島の東を北西へ進む見込みです。
台風は、その後も日本の南を北上し、15日から16日頃にかけて、強い勢力で東日本や西日本にかなり接近する恐れがあります。
東日本や西日本では、14日頃から大荒れの天気となるでしょう。

夏の台風の特徴でもありますが、台風6号に続き、今回も「速度がゆっくり」です。台風を押し流す上空の風が弱いため、15日にかけて時速15キロ以下という、自転車並みのスピードでゆっくりと近づき、その後も時速20キロで北上するため、影響が長引く恐れがあります。

台風が最接近している小笠原諸島ではあす12日にかけて、一部の住家が倒壊する恐れもあるほどの猛烈な風が吹き、うねりを伴って猛烈なしけとなるでしょう。外に出るのが危険な暴風雨が続く恐れがあります。不要不急の外出を控えてください。
また、屋内では窓から離れるなど暴風にも厳重に警戒してください。
またあす12日にかけて雨も強まる見込みです。局地的に非常に激しい雨が降るため、大雨による土砂災害にも警戒が必要です。

東日本・西日本 14日頃〜大荒れ 台風7号の特徴

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今回の台風7号の特徴としては、1つに速度が「ゆっくり」であることから、影響が長引く可能性があります。
また、それほど大きな台風ではなく「コンパクト」にまとまっていて、「強い」勢力で近づくため、接近すると「急に大荒れ」となる恐れがあります。
台風の接近に伴って、東日本や西日本では、週明け14日頃から大荒れの天気となり、15日から16日にかけては更に急激に雨や風が強まる恐れがあります。
台風の進路や接近時の勢力次第では、東海道新幹線は13日から16日の間の一定期間で、計画運休や急きょの運転見合わせ等が発生する可能性があるとしていて、高速道路や鉄道なども通行止めなどの影響が出そうです。長距離移動を予定されている方は、最新の情報を確認し、時間に余裕をもって安全な方法をとってください。

進路図を見ても、まだ14日以降の予報円が大きくなっていて、進路が定まっていない状況です。
台風進路によって、雨や風が強まる地域は変わってきますので、こまめに最新の情報を確認しながら対策を行ってください。

台風接近前から高波に注意・警戒を

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台風から離れていても太平洋側の波は次第に高くなるため、注意、警戒をしてください。

11日に予想される波の高さ(うねりを伴う)
小笠原諸島 9メートル

12日に予想される波の高さ(うねりを伴う)
小笠原諸島 9メートル
伊豆諸島 7メートル

13日に予想される波の高さ(うねりを伴う)
伊豆諸島 10メートル
小笠原諸島 7メートル
関東地方、東海地方、近畿地方 6メートル

小笠原諸島や伊豆諸島では、高波に厳重に警戒してください。
関東地方や東海地方、近畿地方では、高波に警戒してください。
海のレジャーを予定されている方もいらっしゃると思いますが、台風接近時は海には絶対に近づかないでください。

台風が近づく前の対策 高波や高潮に備えて

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沿岸部では、台風による高波や高潮の恐れがありますので、次の3つのことに注意しながら、備えることが必要です。

1つめは、何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。

2つめは、大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。

3つめは、安全に行動できるうちに、避難(移動)しましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認して、早めに避難してください。

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