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ダブル台風の影響は東北にも 危険な暑さや天気急変、高波、お盆の交通影響など警戒

  • 2023年8月8日
  • tenki.jp

東北地方も2つの台風の影響が心配されます。6号は直接の影響はない見込みですが、猛暑と局地的な雨や雷雨の影響があります。また、きょう発生した台風7号は北上傾向で、今後の進路に注意が必要です。

2つの台風 影響と進路のカギ

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現在2つの台風が発生中です。
東北地方からは離れていますが、すでに台風6号の影響が間接的に出ています。
それは、猛暑と雷雨です。
台風6号は九州の西の海上を北寄りに進む予想ですが、台風周辺の蒸し暑い空気が東北まで入っています。さらに南風が山を越えて日本海側へ吹き降りる際に乾いた熱風となるため、東北日本海側で猛暑になっています。
秋田ではすでに2日連続の猛暑日になりましたが、この先も日本海側を中心に危険な暑さが続く予想です。
また雨雲の材料になる水蒸気も大量に入っており、局地的な強い雨や雷雨に注意が必要です。

一方、台風7号の進路のカギを握るのが、太平洋高気圧です。
台風は周囲の風に流されて動きます。7号は太平洋高気圧から吹きだす時計周りの風にのって北上する予想です。
太平洋高気圧が強まると予報円の西寄りのコース(赤)、弱まると東寄りのコース(オレンジ)になりますが、いずれにしてもお盆の時期に本州へ近づく可能性が高くなっています。

1週目 危険な暑さと台風影響に警戒

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気候が変わり、暑さも命に関わる時代です。秋田は13日(日)頃にかけて最高気温35℃以上の猛暑日が続く予想でしょう。各地で夜も気温が高いのが特徴で、疲れがたまりやすくなりそうです。
こまめな水分補給、めまいやふらつきを感じたら涼しい部屋で休むなど、熱中症には厳重に警戒をしてください。

不安定な天気は9日(水)も続きます。晴れていても局地的な雨や雷雨にご注意ください。
10日(木)〜11日(金)はにわか雨の範囲は縮小しますが、山沿いは空模様の変化に気をつけましょう。
一方、12日(土)以降は、台風7号の影響が東北太平洋側を中心にではじめる可能性があります。
台風の進路によりますが、東北地方はお盆期間の後半ほど大雨や大荒れとなる可能性があります。交通機関への影響も含めて今後の情報に十分ご注意ください。

また、海の影響はすでに始まってます。太平洋側はすでにうねりが入り、あす9日(水)以降は3m以上の高波が予想されます。海水浴シーズンですが高波に注意が必要です。

2週目 お盆をすぎても高温傾向

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16日(水)以降は台風の進路次第で予報が変わりますが、期間のはじめほど台風の影響がある可能性があります。今後も最新の情報を確認してください。

現時点では、湿った空気の影響で太平洋側ほど曇りや雨の日が多い予想です。
気温は平年より高い傾向で残暑が厳しくなりそうです。引き続き熱中症には注意を続けましょう。

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