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8日 台風6号北上 九州や四国は非常に激しい雨 離れた所も急な激しい雨に注意

  • 2023年8月8日
  • tenki.jp

きょう8日(火)は、台風6号が九州の南を北上。九州や四国は局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。九州南部や奄美地方では線状降水帯が発生して大雨の危険度が急激に高まる可能性があります。台風から離れたエリアも天気急変に注意。晴れていても急に激しい雨の降る所がありそうです。

九州南部や奄美 線状降水帯が発生のおそれ

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きょう8日(火)午前5時現在、台風6号は奄美市の東を北北西にゆっくり進んでおり、奄美大島や屋久島、種子島の一部が暴風域に入っています。

九州南部や奄美地方では、発達した雨雲がかかりやすく、非常に激しい雨の降る所があるでしょう。線状降水帯が発生して大雨の危険度が急激に高まる可能性があります。気象情報や自治体からの情報などをこまめに確認し、早めの避難を心がけてください。

九州北部も雨や雷雨で、局地的には道路が一気に冠水するほど「非常に激しい雨」が降るでしょう。

また、走行中のトラックが横転するほどの猛烈な風が吹き、海上はうねりを伴った猛烈なしけや大しけとなる所があるでしょう。暴風や高波にも厳重な警戒が必要です。

「線状降水帯」が発生するおそれがある時は

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「線状降水帯」が発生するおそれがある時は、以下のような行動をとるようにしてください。

① いつもより大雨災害が起きる可能性が高い状況だということを認識し、テレビやスマートフォンなどで気象情報をこまめに見るようにしてください。

② 川の近くや土砂災害の危険のある地域にいる人は、避難する可能性があると考え、自治体から発表される避難情報に注意しましょう。この段階で、飲食品、貴重品、着替えなど避難所に持って行くものを再確認し、必要になればすぐに避難できる準備を整えてください。暗くなってからの避難は危険です。気象情報や避難情報をこまめに確認しつつ、明るいうちの避難を心がけましょう。

③ 避難先は、自治体の指定する避難所のほかに、安全な親戚・知人の家やホテル・旅館など複数の候補を考えておくと良いでしょう。感染症対策として、消毒液やマスクなども用意してください。感染が心配な方も、避難所の感染症対策は進んでいますので、他の避難先が思い浮かばない場合はためらわず避難所に避難してください。

台風から離れたエリアも油断大敵 急な激しい雨に注意

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四国も断続的に雨や雷雨となり、局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。風が強く、横なぐりの雨となる所もありそうです。

中国地方や近畿、東海、北陸、関東甲信は晴れ間も出ますが、天気の急変に注意が必要です。晴れていたかと思えば急に土砂降りの雨となったり、雷が鳴ったりするでしょう。太平洋側を中心にバケツをひっくり返したように「激しい雨」の降る所もありそうです。屋外での活動は空模様の変化に気を配りましょう。

東北も晴れたり曇ったりで、にわか雨の所がありそうです。北海道は曇りや雨で、夕方にかけて激しい雨や雷雨となる所がありそうです。これまでの大雨により、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まりやすい状態ですので、注意が必要です。

沖縄は八重山地方でにわか雨の所があるものの、晴れ間の広がる所が多いでしょう。本島地方では記録的な大雨により地盤が緩んでいる所があるため、引き続き土砂災害に警戒してください。

非常に激しい雨って どんな雨?

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非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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