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北海道 前線停滞で8月ひと月分の雨に? 暑さも厳しく熱中症にも警戒を

  • 2023年8月2日
  • tenki.jp

北海道付近には明日(3日)から5日(土)頃にかけて前線が停滞し、道北や道央を中心に大雨となる恐れがあります。また、特に4日(金)頃までは雨が降る割に気温も高く、非常に蒸し暑くなるでしょう。大雨による災害に警戒するほか、閉め切った室内での熱中症にも警戒が必要です。

前線が停滞 3日から5日は大雨に警戒

明日(3日)は停滞前線が南下し、5日頃にかけて北海道付近にこの前線がかかり続ける見込みです。高気圧の縁を周った暖かく湿った空気と、中国に大雨をもたらした台風5号由来の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となって大雨となる恐れがあります。

宗谷や上川・留萌地方では、明日日中から本降りの雨となるでしょう。特に明日夜遅くから大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒して下さい。石狩・空知・後志地方でも日中には雨が降り出す見込みです。午後は次第に降り方が強まるでしょう。大雨による災害に十分注意が必要です。

明日午後6時までの24時間降水量は、多い所で100ミリ、その後4日午後6時までの24時間降水量は、多い所で100ミリから150ミリに達する見込みです。この一連の雨で8月ひと月分の降水量を超える大雨となる恐れがあります。

なお、8月の平年の月平均降水量は、宗谷地方の稚内で123.1ミリとなっています。

雨は降っても暑さは続く 閉め切った室内での熱中症警戒

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この先一週間も暖かい空気が流れ込むでしょう。

根室地方の根室では今日午後3時までに30.6℃まで上がり、最高気温が30℃以上の真夏日となりました。根室ではこれで今年5回目の真夏日で、1879年の統計開始以来最も多い真夏日回数となりました。根室では明後日にかけても真夏日となる可能性があり、さらに暑さ記録をのばすかもしれません。

その他も、特に道東方面を中心に暑さが続きます。北海道では今年7月24日から30日にかけて熱中症による救急搬送された人数が546人と、昨年同時期に比べて4.2倍となりました。このうち半数以上が住居での発生とのことです。

雨が降ると窓が開けづらく、熱い空気がこもることで熱中症の危険度がより高まります。特に冷房などの設置がない室内では、保冷剤や冷感タオルなどの活用、雨の降っていない時間を見計らっての空気の入れ替えを行い、しっかりと水分と栄養補給、休養をとるなどして熱中症予防を心がけて下さい。

水を軽く絞ったタオルをビニール袋などに入れて冷凍庫に入れておくと、特別なグッズもいらず、好きなときに冷感が得られるためおすすめです。

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