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台風6号 沖縄・奄美はいつまで警戒? 今後の台風の動向と注意点

  • 2023年8月2日
  • tenki.jp

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沖縄地方や奄美地方に大きな被害をもたらしている台風6号(カーヌン)。きょう14時には久米島の西南西にあって、1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は935ヘクトパスカル。この後も、沖縄地方や奄美地方では台風の影響が続く見込みです。今後の見通しをまとめました。

暴風・大雨の警戒期間は?

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大型で非常に強い台風6号は、沖縄本島地方に最接近しています。沖縄・奄美では警報級の暴風となり、沖縄本島地方では断続的に強い雨が降っています。

〇暴風に警戒の必要な期間
沖縄本島地方:あす3日(木)の未明にかけて
先島諸島:ピークは今夜からあす3日(木)夜遅くで、4日(金)にかけて暴風が続く見込み
奄美地方:きょう2日(水)夕方にかけて

〇大雨(土砂災害)に警戒の必要な期間
沖縄本島地方は、きょう14時現在、土砂災害警戒情報を発表している地域があり、あす3日(木)にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要です。
3日(木)12時までの24時間に予想される雨量は、多いところで200ミリの見込みです。これまでの雨で地盤が緩んでいる所にさらに雨が降ると、災害のリスクが高まります。
また、きょう2日(水)は多いところで1時間に60ミリの非常に激しい雨が降ることもあるため、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫にも警戒してください。

高波・高潮の警戒期間は?

沖縄・奄美では、猛烈な風や非常に強い風が吹き、海上は猛烈なしけとなっています。沖縄地方は4日(金)にかけて、奄美地方はきょう2日は猛烈なしけが続くでしょう。

予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
2日(水)
沖縄地方:11メートル
奄美地方:9メートル
3日(木)
沖縄地方:11メートル
奄美地方:6メートル
4日(金)
沖縄地方:9メートル
奄美地方:6メートル

さらに、台風6号の影響と大潮の時期が重なるため、潮位が高くなる所があるでしょう。沖縄本島地方はあす3日(木)にかけて、先島諸島ではきょう2日(水)は、警報級の高潮となる見込みです。
高潮と高波が重なると、波が海岸堤防を越えることもあります。高潮や高波による浸水や冠水に厳重に警戒してください。

台風の進路によっては、6日(日)ごろにふたたび警報級の高潮となるおそれがあります。

台風の進路予想に幅あり 沖縄地方にUターンする可能性も

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4日(金)にかけては東シナ海を西よりに進み、沖縄地方から離れる見込みです。

5日(土)以降は進路を東に大きく変える見込みですが、まだはっきり定まっておらず、予報円も大きい状況です。台風が北上するのか、東よりに進むのか、まだ予想に大きな幅があります。

東よりに進む場合は、ふたたび沖縄地方に近づくことも考えられます。一度台風が離れて風が弱まっても、5日(土)から6日(日)ごろに風が強まるおそれがあり、沖縄地方の一部が暴風域に入る可能性もあります。今後も最新の台風情報を確認してください。

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