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東北から関東甲信 局地的な激しい雨や雷雨に注意 東北は少しの雨でも土砂災害に警戒

  • 2023年7月21日
  • tenki.jp

きょう21日(金)も、東北〜関東甲信を中心に大気の状態が非常に不安定です。局地的な激しい雨や落雷、突風に注意。日が差している所も、天気の急な変化にご注意下さい。秋田県など記録的な大雨となった所では、少しの雨でも土砂災害のリスクが高まるため、引き続き警戒が必要です。

東北〜関東甲信 局地的な激しい雨 東北は少しの雨でも土砂災害に警戒

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きのう20日(木)の中国・近畿・東海に続き、きょう21日(金)は四国と北陸で梅雨明けとなりました。ただ、きょう21日(金)も、東北〜関東甲信を中心に、局地的な激しい雨や雷雨に警戒が必要です。

梅雨前線は本州の南で停滞していますが、北日本や東日本の上空を寒気が通過中です。

地上の気温が上がる午後は、上空と地上の気温差が大きくなり、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。東北〜関東甲信を中心に、雷が発生する確率が高く、福島などでは70%以上となっています。

すでに、秋田県や福島県などでは、午前中から局地的に1時間に15ミリ前後と、ザーザー降りの雨となっている所があります。今夜(21日)にかけて、東北〜関東甲信を中心に、1時間に30ミリ以上、バケツをひっくり返したような激しい雨の降る所があるでしょう。局地的な激しい雨や落雷、突風に注意が必要です。

秋田県など、すでに記録的な大雨となっている所では、少しの雨でも土砂災害のリスクが高まるため、引き続き警戒が必要です。

自分の住んでいる所は、日が差していても、隣町では土砂降りの雨が降るというような、狭い範囲でゲリラ的な降り方となりそうです。きょう21日(金)から、夏休みというお子さまが多いと思います。「山の雷 川の増水」と言われるように、山で雷雨があると、下流の川は晴れていても急に増水する事があるため注意が必要です。

天気急変のサイン

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ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

激しい雨ってどんな雨?

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激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上〜50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では(激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

土砂災害の前兆

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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