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東北と北陸から九州に雨雲や雷雲 一部で発達 どしゃ降りの雨も 激しい雨や落雷注意

  • 2023年7月19日
  • tenki.jp

きょう19日(水)は、梅雨前線の影響で、所々に雨雲や雷雲がかかっています。どしゃ降りの雨となっている所も。雨の範囲はさらに広がり、夜にかけて局地的な激しい雨や落雷などに注意が必要です。東北南部は非常に激しい雨の降る所があるでしょう。

未明から明け方に激しい雨を観測

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きょう19日(水)は、梅雨前線が日本海から東北にかけて延びており、前線上の低気圧が東進しています。未明から明け方には東北と九州に発達した雨雲がかかり、長崎県対馬市厳原や秋田県仙北市田沢湖高原、岩手県宮古市川井など、1時間に30ミリを超える激しい雨の降った所がありました。

午前9時現在、東北と、北陸から九州にかけての所々に雨雲がかかっており、一部で発達して雷の鳴っている所もあります。福岡市では午前8時40分までの1時間に25.0ミリと、どしゃ降りの雨を観測。そのほか鹿児島県鹿屋市吉ケ別府、佐賀県嬉野市、秋田県仙北市角館などで1時間に10ミリを超えるザーザー降りの雨となっています。

激しい雨や落雷も 東北南部は非常に激しい雨に

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低気圧の東進に伴って、梅雨前線が次第に南下します。
雨の範囲はさらに広がり、まだ雨の降りだしていない関東や東海でも次第に雨となるでしょう。東北から九州にかけて局地的な激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意が必要です。

特に東北や北陸は発達した雨雲がかかりやすく、東北南部は非常に激しい雨の降る所があるでしょう。あすにかけて大雨となる恐れがあります。岩手県では土砂災害の危険が非常に高まっているエリアがあります。自治体からの情報や気象情報をこまめに確認しつつ、安全な場所で過ごすようにしてください。

非常に激しい雨って どんな雨?

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非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

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