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東北ではあす16日にかけて記録的な大雨の恐れ 早めの避難を

  • 2023年7月15日
  • tenki.jp

あす16日(日)にかけて、東北を中心に、北海道から北陸にかけて大雨の恐れがあります。特に、秋田県では記録的な大雨の可能性があります。すでに雨が降り始めていますが、なるべく早く避難し、身の安全の確保に努めてください。

秋田では記録的な大雨の可能性

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きょう15日(土)は、大陸から延びる梅雨前線が日本海や東北付近に停滞しています。あす16日(日)にかけて気圧配置にほとんど変化はなく、前線が東北地方にかかり続けるでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、同じような所で次々と活発な雨雲が発生する見込みです。

そのため、北海道から東北、北陸を中心に雨が降り、特に東北の秋田県では記録的な大雨になる恐れもあります。すでにこれらの地域では雨が降り始め、場所によっては雨が強まっています。これから日中にかけてさらに雨が強まり、傘が役に立たないほどの非常に激しい雨の降る所もあるでしょう。

あす16日(日)にかけて、大雨が続き、場所によっては24時間の降水量が300ミリを超えるような雨が降る可能性もあります。これは平年の7月1か月分の降水量を超える雨量で、川の氾濫や土砂災害、浸水などの災害が起こる可能性が高くなります。まだ明るいうちに、できるだけ早く安全な所に避難しましょう。すでに避難が困難な場合は家の中でもできるだけ、高い場所に移動するなど、身の安全を確保するようしてください。

いつ避難する? タイミングは?

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土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生して、一気に被害が広がるため、避難が遅れると、命にかかわります。

そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。

天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。

大雨 洪水から命を守るためには どこへ避難?

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大雨になると、川の水が増水するなど、洪水の危険度が高まります。洪水で命の危険が迫った場合、建物の上の階に避難すべきか、建物から離れて避難する必要があるのか、命を守るべき行動が違ってきます。

①堤防の近くで、川が氾濫すると、建物の流出が想定される場合
②建物の最上階の床まで、水が浸水すると想定される場合
③地下室などに、水が浸水すると想定される場合
④海抜ゼロメートル地帯で、長い時間、浸水が続くと想定される場合
⑤山間部で、川の流れの速い所など、建物の流出が想定される場合

こんな場合は、命に危険が及びますので、建物の2階以上に避難する「垂直避難」ではなく、建物から離れる「立ち退き避難」をしてください。

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