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きょう10日 九州北部・中国地方は夕方にかけて災害に厳重警戒 東・北日本も不安定

  • 2023年7月10日
  • tenki.jp

きょう10日(月)は、九州北部や中国地方では、局地的に非常に激しい雨や激しい雨が降り、夕方にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要。低い土地の浸水や河川の増水にも警戒を。近畿〜北海道も、竜巻などの激しい突風や急な雷雨に注意が必要。

九州北部・中国地方は土砂災害に厳重警戒

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きょう10日(月)は、梅雨前線が対馬海峡付近から日本海にのびて、停滞する見込みです。梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。

九州北部地方では、線状降水帯による猛烈な雨が降り続いていて、災害の危険度が非常に高まっています。このあとも夕方にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒してください。

中国地方も、断続的に激しい雨が降るでしょう。山陰では、降り始め(7日)からの降水量がすでに平年の7月の1か月分を上回って、地盤の緩んでいる所があります。昼頃にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。

四国や近畿から関東、北陸から北海道も不安定な天気です。晴れ間が出ても、急に雷を伴って、ザッと強い雨の降る所があるでしょう。急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風、雹(ひょう)にご注意ください。

予想降水量

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きょう10日(月)に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
山口県・福岡県・佐賀県・大分県:70ミリ
長崎県:60ミリ
熊本県:50ミリ
です。
局地的に滝のような非常に激しい雨が降るため、道路の冠水、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

きょう10日(月)6時からあす11日(火)6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
福岡県・佐賀県:200ミリ
山口県:180ミリ
大分県:150ミリ
長崎県・熊本県:120ミリ
中国地方:100ミリ
北陸地方:80ミリ
です。

なお、北陸地方では、その後、あさって12日(水)6時までの24時間に、多い所でさらに50ミリ〜100ミリの雨が予想されています。

西日本から東日本の日本海側を中心に、あす11日(火)にかけて、雷を伴った激しい雨や、局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。西日本では、九州北部地方を中心に、これまでの大雨により地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が高まっている所があります。あす11日(火)にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

土砂災害の前兆

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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