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九州北部から中国地方にライン状の危険な雨雲 夜間も大雨ピーク続く 大雨災害に警戒

  • 2023年7月8日
  • tenki.jp

きょう8日(土)、活動が活発な梅雨前線の影響で、日本海側は広く雨が降り、特に九州北部や中国地方には発達したライン状の雨雲がかかっています。あす9日(日)にかけてが雨のピークで、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。大雨災害に警戒を。

危険な雨雲かかる

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きょう8日(土)、梅雨前線が日本海を通り、東日本から日本の東にのびています。前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでおり、前線の活動が活発な状態となっています。

15時現在、九州北部や中国地方にはライン状の発達した雨雲がかかっています。1時間雨量は山口県下関市豊田で50.5ミリ(15時00分まで)の非常に激しい雨が降りました。長崎県平戸市で37.0ミリ(14時54分まで)の激しい雨を観測しています。

9日(日)にかけて大雨のピーク

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梅雨前線は、きょう8日(土)の夜には東日本から北日本に北上し、10日(月)にかけて本州付近に停滞する見込みです。

今夜にかけても活発な雨雲がかかる予想です。あす9日(日)にかけて雨のピークが続き、九州から東北では日本海側を中心に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となるでしょう。雨量が、平年の7月ひと月の雨量に匹敵する所もありそうです。

大雨災害に厳重に警戒

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九州北部や中国地方を中心にこれまでの大雨により地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度が高まっている所があります。土砂災害に厳重に警戒してください。危険な斜面には近づかないようにしましょう。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。夜間も大雨のピークが続きます。暗くなってからの避難は危険ですので、自治体から出される避難情報に注意し、危険な場所にお住まいの場合は、明るいうちの避難を検討してください。

10日(月)にかけても九州から北陸を中心に雨が降り、さらに雨量が増える恐れがあります。

いつ避難する? タイミングは?

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土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生して、一気に被害が広がるため、避難が遅れると、命にかかわります。

そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。

天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。

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