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九州 滝のような雨も 10日(月)にかけて土砂災害など厳重警戒

  • 2023年7月8日
  • tenki.jp

梅雨前線が対馬海峡に停滞し、活動を強めています。これから10日(月)にかけて気圧配置に大きな変化はなく、九州では北部を中心に大雨の恐れが長く続きます。特に、あす9日(日)朝にかけては、局地的に滝のような非常に激しい雨が降り、土砂災害などの危険度が急激に高まる恐れがあります。崖や川のそばなどにお住いの方は、明るいうちに早めの避難を心掛けてください。

梅雨前線が対馬海峡 危険な気圧配置

これから10日(月)にかけて、「梅雨前線が対馬海峡付近に停滞」という、九州にとって危険な気圧配置が続きます。

対馬海峡に梅雨前線が位置する間は、九州の全域が、前線に向かって流れ込む非常に湿った空気に覆われるため、いつどこで大雨が降ってもおかしくない状況となります。この気圧配置は、2017年7月5日から6日にかけて、朝倉市を中心に甚大な被害が発生した「平成29年7月豪雨」をはじめ、九州の過去の大雨災害にも多く見られます。

九州では、あさって10日(月)にかけて、多い所で平年の7月ひと月の雨量に匹敵するか、これを上回る大雨が降る恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。

滝のような雨が降る所も

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8日(土)午前には、対馬海峡に停滞する梅雨前線に沿って、活発な雨雲の帯が発生し、梅雨前線から南に離れた九州北部付近でも、すでに活発な雨雲が発生し始めています。

九州は10日(月)にかけて、繰り返し激しい雨が降るでしょう。特に、これからあす9日(日)朝にかけては、局地的に滝のような雨が降り、九州北部を中心に急激に雨量が増える恐れがあります。

九州では、先月末からすでに繰り返し大雨が降っており、地盤が緩んでいる所が多い状況。この上、新たな大雨が降ると、土砂災害などの危険度が一気に高まり、たった数時間で周囲の状況が一変してしまう恐れがあります。

大雨は、普段住み慣れた場所を、危険な場所に変えてしまいます。崖や川のそばなど、災害発生の危険がある場所にお住いの方は、日が沈む前、明るい時間帯のうちに、早めの避難・身の安全の確保を心掛けてください。

早めの避難を

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明るい、安全な時間帯に避難をするのが一番ですが、もし大雨のさ中に近くの避難所へ歩いて避難するといった状況になった時、気を付けなければならないことがあります。

大雨により、道路が冠水したり、低地が浸水している所では、側溝や用水路、田んぼとの境目がわかりづらくなっています。水が濁っているため、マンホールの蓋が外れていても見えにくく、転落して流される恐れがあります。そのような場所には近づかず、迂回して通行して下さい。やむを得ず水の中を歩く場合は、リュックサックに荷物を入れるなどして、両手を開け、棒などで、足元を確認しながら進んでください。また、長靴は、水が浸入して脱げてしまうこともあるため、動きやすく脱げにくいスニーカーやひも靴を選ぶようにして下さい。

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