あす21日以降、西から大気の状態が不安定に。あす21日は、九州や中国、四国で局地的に激しい雨が降り、大雨になることも。22日には近畿や東海、関東も広く雨で、本降りになる時間帯もあるでしょう。雷雨や突風など「天気の急変」に注意が必要です。
あす21日、本州付近を覆っていた高気圧は次第に東へ遠ざかり、南からかなり暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となりそうです。
九州は今夜から次第に雨が降り出し、あす21日は朝から広く雨でしょう。夕方にかけて雷を伴って、雨脚が強まる所もある見込みです。
四国や中国地方も夜は雨で、太平洋側では激しく降る所もあるでしょう。帰宅時間帯は、落雷や突風などにもご注意ください。また、愛媛県ではあす21日午後から、日本三大局地風の一つ、やまじ風が吹く恐れがあります。強い南風に注意が必要です。
近畿や東海は日中は雲が多く、夜は雨の所も。関東はくもったり晴れたりで、天気の崩れはなさそうです。北陸や東北、北海道は広く晴れるでしょう。
日中は雨が降らない、近畿から北海道を中心に気温が上がり、北陸は強い南風によるフェーン現象で30℃前後まで気温が上がる見込みです。
厳しい暑さになりますので、しっかりと熱中症対策を行うようにしましょう。
あす21日は一年で最も昼間の時間が長くなる「夏至」です。明るい時間が長くなったのを実感できるのは、晴れる北日本が中心となりそうです。
きょう20日、奄美地方に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。
午後6時56分現在、奄美地方では、線状降水帯による雷を伴った猛烈な雨が降っています。
梅雨前線の影響で、奄美地方では、あす21日夕方にかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る見込みです。また、21日夜遅くにかけて落雷、竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
<雨の予想>
20日に予想される1時間降水量(多い所)
奄美地方 70ミリ
21日に予想される1時間降水量(多い所)
奄美地方 30ミリ
20日18時から21日18時までに予想される24時間降水量(多い所)
奄美地方 200ミリ
奄美地方では断続的に雨が降り続き、すでに6月として記録的な大雨となっていて、これまでの大雨によって地盤が緩んでいる所があります。
あす21日明け方にかけて土砂災害に、20日夜遅くにかけて低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
崖や川の近くなど土砂災害の発生するおそれのある地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意して、安全に行動をとってください。
発達した雨雲はあさって22日にかけて東へ移る見込みです。
22日は、近畿や東海、関東も広く雨で、雷を伴ったり、雨脚が強まることもあるでしょう。局地的に雨がザっと強まったり、突風などの恐れもあります。天気の急変に注意してください。
23日は北日本も大気の状態が不安定となり、急な強い雨や雷雨に注意が必要です。
あす21日から23日の雨で、いったん暑さが落ち着く所もありますが、一時的でしょう。
来週にかけては、太平洋高気圧が勢力を広げて、各地で気温が上昇傾向となる見込みです。
湿度も気温もさらに高くなるため、熱中症に厳重警戒が必要なエリアが広がるでしょう。
週明けは、北海道でも30℃に迫るような暑さになりそうです。
まだエアコンを使用していない方は、ちゃんと動くかどうか試運転をしておくなど、本格的な暑さに備えてください。
沖縄はいよいよ「梅雨明け」の気配が出てきました。梅雨明け直後は、熱中症にかかるリスクが高まります。これまで以上に暑さに警戒して、お過ごしください。
先ほど、沖縄県八重山地方にはきのう19日に続き、「熱中症警戒アラート」が発表されました。あす21日は、熱中症にかかる危険性が極めて高くなるため、いつも以上に積極的に、熱中症予防に努めてください。
