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北海道の3か月予報 北海道らしい夏になりそう

  • 2023年6月20日
  • tenki.jp

今日(20日)、札幌管区気象台よりこの先3か月の見通しが発表されました。気温と降水量はほぼ平年並みの予想で、北海道らしいカラっと爽やかな夏となりそうです。ただし、暑さが厳しくなる日はありそうですので、本格的な暑さへの対策はいまの内にしておきましょう。

【7月の天候】気圧の谷の影響を受けやすい 極端な暑さはなさそう

例年、7月中旬ごろまではオホーツク海に中心を持つ高気圧が北海道に張り出す日が多く見られます。この高気圧からの湿った気流の影響を受けやすい太平洋側では日照不足や低温などが発生することもありますが、今年はオホーツク海高気圧が顕著に張り出す可能性は低そうです。一方、日本上空を流れる偏西風が例年よりやや南側に位置する予想のため、北海道付近は北からの気圧の谷の影響を受けやすくなりそうです。このため、日本海側を中心に天気は数日の周期で変わる見込みで、晴れる日が長続きする可能性は低く、周期的に雨が降りそうです。

気温は平年並みとなる見込みですが、高気圧が南から張り出したり、低気圧が西から接近したりすると南から暖かい空気が流れ込み、気温が上がりやすくなります。一時的でも暑さが強まる日もあるでしょう。熱中症や食品の管理などに十分注意して下さい。

【8月の天候】厳しい暑さとなる日も 秋雨前線による大雨にも注意を!?

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8月には、太平洋高気圧が北日本にも勢力を強める日もありそうです。一昨年(2021年)は太平洋高気圧とチベット高気圧の影響をまともに受けて暑さが厳しくなり、札幌では統計史上2番目に多い真夏日日数27日を観測しました。今年の夏はそこまでの暑さとなる可能性は低そうですが、時折厳しい暑さとなる日はあるでしょう。引き続き熱中症への対策は必要となりそうです。

また、8月後半になると北海道の北に梅雨前線から名称を変えた秋雨前線がみられることがあります。今年の8月は偏西風が北海道の上空を流れる可能性が高く、偏西風の直下に位置することが多い秋雨前線の影響を受ける可能性があり、暖かく湿った空気の影響で大雨となる恐れもあります。屋外のレジャーやキャンプなどで川辺で遊ぶこともあるかと思いますが、川の上流で急な大雨があると、下流でも川の水位が一気に上昇することがあり、危険を伴います。暑さとともに、大雨への注意、備えも忘れないようにしましょう。

【9月の天候】前半は残暑も 台風や前線にる大雨に注意!?

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9月になると、日本付近に張り出す太平洋高気圧の勢力は次第に東に後退する見込みです。真夏の暑さも落ち着きそうですが、特に暖かい空気が残る前半を中心に残暑の影響を受ける可能性があるでしょう。また高気圧の後退とともに、北海道付近は気圧の谷の影響を受けやすくなりそうです。秋雨前線や低気圧、また台風の影響でまとまった雨の降る日もありそうです。

北海道では例年、8月から9月が1年で最も台風が接近しやすくなります。台風の接近が予想された際には最新の気象情報・台風情報を確認するようにしてください。日用品やラジオ、非常食など、万一のための備えをしておくと安心です。

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