けさ(19日)にかけては、梅雨前線の影響で奄美地方では雨脚が強まっています。午前8時前には、和泊町と知名町に土砂災害警戒情報が発表されました。夕方にかけては、非常に激しい雨が降るおそれがあります。土砂災害に厳重に警戒してください。
けさ(19日)は、梅雨前線が奄美付近に停滞しています。
奄美地方では発達した雨雲がかかり、1時間降水量は、喜界島で30.5ミリ(午前2時25分まで)の激しい雨。伊仙町では25.0ミリ(午前6時53分まで)、沖永良部島では21.5ミリ(午前7時33分まで)と、どしゃ降りの雨になっています。
午前8時前には、和泊町と知名町には土砂災害警戒情報が発表されました。降り続く大雨で土砂災害の危険度が高まっているため、崖や川の近くなど土砂災害のおそれがある所では、安全な場所で過ごすようにしてください。
きょう19日は梅雨前線の活動が活発な状態が続き、予想よりも雨量が多くなっている所があります。奄美地方は、このあとも断続的に発達した雨雲が流れ込むでしょう。夕方にかけては、1時間に50ミリの非常に激しい雨の降るおそれがあります。
予想される雨の量
【1時間降水量(多い所)】きょう19日
北部 30ミリ
南部 50ミリ
十島村 20ミリ
【24時間降水量(多い所)】あす20日午前6時まで
北部 80ミリ
南部 120ミリ
十島村 60ミリ
土砂災害に厳重に警戒してください。また低い土地の浸水や川の増水、落雷、突風に注意が必要です。
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾くなどがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
