あす20日(火)も貴重な晴れ間となりますが、この先は梅雨前線が本州付近に停滞する日が増えそう。九州から東北は梅雨の最盛期に。大雨と熱中症に注意が必要です。
あす20日(火)も、沖縄は梅雨前線の影響で、本島地方を中心に雨が降りそうです。ただ、22日(木)には前線が本州付近まで北上する予想で、沖縄では梅雨明けも見えてきました。沖縄の梅雨明けの平年は、6月21日ごろです。
一方、九州から東北は梅雨空が戻るでしょう。21日(水)は西から前線が北上し、九州など西日本は天気が下り坂。22日(木)から23日(金)にかけては、低気圧が日本海と本州の南岸を進む予想で、雨や風が強まるでしょう。九州から近畿の太平洋側を中心に雨の量が多くなり、大雨になる可能性があります。
最高気温は、全国的に平年並みか高い日が多く、沖縄は連日30℃以上の真夏日となりそうです。九州から関東は30℃前後の日が多く、今週後半からはかなり蒸し暑く感じられるでしょう。こまめに水分をとるなど、熱中症対策が欠かせません。
27日(火)以降も、沖縄はしばらく晴れる見込みで、本格的な夏の訪れとなりそうです。梅雨明け直後は、毎年のように厳しい暑さに見舞われます。体調管理にご注意ください。
九州から東北は曇りや雨の日が多く、梅雨の最盛期となるでしょう。前線の活動次第では大雨になることも考えられるため、こまめに最新の情報を確認することが大切です。最高気温は30℃前後まで上がる日が多く、不快に感じるくらいの蒸し暑い日が増えるでしょう。
梅雨のない北海道は、28日(水)にかけては晴れて、カラッとした暑さになりそうです。ただ、29日(木)からは雲が多くなり、雨の降る日もあるでしょう。
前線による大雨が懸念される梅雨の時期。災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。
